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2014年10月

2014年10月22日 (水)

387.環境女子会☆河川法編は10月29日(水)

ぜひ来て下さい!転載、拡散、大歓迎です!チラシはこちらから

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環境女子☆のための環境法勉強会 第4回 河川法        

 ダム撤去、緑のインフラが始まっている!
     欧米、そして日本の川を語ろう~河川法
   
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日時    2014年10月29日(水)13時~15時
場所    参議院議員会館 1階特別会議室
      最寄駅:永田町/国会議事堂前
      12:45から1階ロビーで入館証をお渡しします。

米国では
今日までに約7万5千基のダム(1メートル以上)が建設されましたが、
1995年に開墾局長官が「ダムの時代は終わった」と語ったのを境に、
2011年からは大規模ダムの撤去が本格的に始まりました。経済、文化、
景観、生態系の観点から、役割を終えたダムから川を開放しています。

 
欧州では
2013年、従来のインフラに代わる「緑のインフラ」政策への転換方針が
EU議会に示されました。ダムや護岸など単一の目的をもったインフラ
ではなく、地形、植生、土壌、水域が持つ自然の力で、環境、経済、
社会の多様な利益の達成を目指す政策です。

 
日本では
荒瀬ダム(熊本県)の撤去が始まりましたが、100基を超える
ダム建設が続行または計画中
です。

第4回の環境女子会☆では、米国のダム撤去最新事情、EUの緑のインフラを学び、1997年に大改正された以後の日本の「河川法」から川を考えていきます。
ふるってご参加ください。

★プログラム
 環境女子会のめざすもの-西島和(弁護士)

 パタゴニアが進める「ダムネーション」とは? 
        -篠健司(パタゴニア日本支社 環境プログラム・ディレクター)

 EUにおける緑のインフラ
     -保屋野初子(『緑のダムの科学  減災・森林・水循環』共著者)

 治水・利水・環境、河川法の今-まさのあつこ(ジャーナリスト)
 
 

 質疑・意見交換 川を壊さず河川法の目的を達成する処方箋は?   
   
主催 環境女子会☆
(お問い合わせ TEL 070-6642-9014 西島)

環境女子会では議員会館での学習会後に、同じテーマの「おさらい会」を外部で
開催しますが、今回はおさらい会の代わりにドキュメンタリー映画「ダムネーシ
ョン」(11月22日渋谷UPLINKで公開)鑑賞に代えます。
     詳しくはこちらから http://damnationfilm.net/ 

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<環境女子会☆>とは http://kankyojoshi.jimdo.com/
本連続講座の実行委員会。偶然集まった「あたらしい環境法」に興味をもつ女子
が、立場やしがらみにとらわれにくい女子ならではの講座をコーディネイトした
り、飲み会を開いたり、これからの日本にふさわしい「あたらしい環境法」をつ
くるためのネットワークをつくっちゃおうと立ちあげた会です
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2014年10月19日 (日)

386.ラジオから聞こえてきた"I won't give up"

何がどう作用するか分からないもので、
ギックリ腰予防のためにホットヨガをお試しで始めたら
以前は運転しながらラジオを聞くのは苦手だったのが
聞けるようになった。

交通公共機関のない地域での取材のために取った運転免許で
自宅の近所ではあまり運転しない。しかし、
親の世話に必需となり、近所で運転する機会ができた。

行政に負け続ける住民運動の取材の日々、
ラジオから聞こえてきた歌は、
まるであつらえた服のように気持ちにピッタリきた。

ネットで探すとあった。
自分を鼓舞する歌として和訳をつけてみると、
これ以上にない社会派ソングとして、私の耳には響いてきた。

"I Won't Give Up" 
https://www.youtube.com/watch?v=O1-4u9W-bns
Jason Mraz - Official Music Video

When I look into your eyes
みんなの目を見つめると

It's like watching the night sky
Or a beautiful sunrise
それは夜の空や美しい日の出を見ているみたいで

Well, there's so much they hold
たくさんのものが詰まっている

And just like them old stars
古い星のように

I see that you've come so far
To be right where you are
遥かかなたから
あたなは今そこまで来た

How old is your soul?
あなたの魂は何歳なのか

Well, I won't give up on us
私たちのことを諦めたりしないよ

Even if the skies get rough
空が荒れても
I'm giving you all my love
みんなにすべての愛を捧げるよ

I'm still looking up
顔をあげて前を見ている

And when you're needing your space
To do some navigating
進む方向を探すために
自分なりの空間が必要なときも

I'll be here patiently waiting
To see what you find
あなたが何かを見つけるまで、忍耐強く待つよ

'Cause even the stars they burn
Some even fall to the earth
星が燃え尽きるときだって
いくつかは大地まで辿り着くから

We've got a lot to learn
God knows we're worth it
No, I won't give up
私たちにまだ学ぶことはたくさんある
学ぶ価値が絶対にある
だから諦めないよ

I don't wanna be someone who walks away so easily
I'm here to stay and make the difference that I can make
簡単に立ち去ったりする、そんな人間にはなりたくない
ここにとどまって、起こせる変化を起こすよ

Our differences they do a lot to teach us how to use
The tools and gifts we got, yeah, we got a lot at stake
私たちが起こす変化がたくさんのことを教えてくれる
物や人の使い方、自分たちが持つ能、失うかもしれないものの大きさを

And in the end, you're still my friend at least we did intend
For us to work we didn't break, we didn't burn
全てが終わっても、友だちであることは変わない、最低でもやってみた
僕たちが壊したり燃やしたりしないすることがないように

We had to learn how to bend without the world caving in
I had to learn what I've got, and what I'm not, and who I am
世界を歪めることなく妥協することを学ばなければならなかった
自分が何を持っているか、自分は何ではないか、そして自分は誰か

I won't give up on us
私たちのことを諦めたりしないよ

Even if the skies get rough
空が荒れても
I'm giving you all my love
みんなにすべての愛を捧げるよ
I'm still looking up, still looking up.
顔をあげて前を見ている、見続けている

Well, I won't give up on us (no I'm not giving up)
そうさ!諦めたりしない
God knows I'm tough enough (I am tough, I am loved)
絶対に負けない

We've got a lot to learn (we're alive, we are loved)
God knows we're worth it (and we're worth it)
私たちにまだ学ぶことがたくさんある
学ぶ価値が絶対にある

I won't give up on us
だから諦めないよ

Even if the skies get rough
I'm giving you all my love
I'm still looking up
空が荒れても
みんなにすべての愛を捧げるよ
顔をあげて前を見ているよ

2014年10月 9日 (木)

385.広島土砂災害 現地からの記録

2014年8月20日に発生した広島土砂災害について、広島市安佐南区緑井に住まわれている方(杉島洋さん)のレポートが知人を通して送られてきた。自宅に駐車していた新車が水に浸かって廃車となるなどご本人も被害を受けた。地域においてどのようにこの被害を切り抜けていったか、被害はどのようにして起きたのかを模索して、克明に記録されている。是非、もっと多くの方に読んでもらいたいと思い、全編を送っていただいた。

1.プロローグ
夜半の豪雨、家の周辺、流されてしまった両親の墓苑、その上流の谷の様子、森の様子(8月20日)こちらからPDFをダウンロード(←google driveです)

2.治山ダムを見る
緑井7丁目の上流、緑井浄水場横から始まる権現山登山口から上流へと向かって目撃した治山ダムなど(9月8日)こちらからPDFをダウンロード(←google driveです)

3.土石流の始まりを追って
9月8日に登り詰めた先からさらに上流へ向かい、土石流の始まりを見極めるところまで(9月14日) こちらからPDFをダウンロード(←google driveです)

4.八木三丁目の土石流を見る
最大の被害となった八木三丁目の土石流を追って阿武山の麓から、谷という谷に分け入り登って、土石流の始まりを尾根筋まで追い詰めていった(9月20日)こちらからPDFをダウンロード(←google driveです)

5.建設中の砂防ダムを見る
被災地緑井・八木地区で唯一砂防ダムが建設中だったと言われる地区の被害(9月21日)こちらからPDFをダウンロード(←google driveです)

6.古い治山堰堤を見る
10人の被害者が出た八木四丁目に堰堤があることに気づき、上流へと遡って、堰堤の被災状況を記録した。(9月27日)こちらからPDFをダウンロード(←google driveです)

地元住民によるこの克明なレポートは、まち作りや防災計画に住民が主体的に取り組むことや、今後の砂防ダム(国交省所管)・治山ダム(林野庁所管)行政に役立つと思う。掲載を許可してくださった杉島さんに感謝します。

(+google driveを教えてくれた方々に感謝します!)

2014年10月 3日 (金)

384.都計審で口頭陳述してきます(スーパー堤防)

毎日、各地で危機的な状況が続き、公私入り乱れて発信をする。
今日(2014年10月3日)は東京都都市計画審議会に対する「口頭陳述」で
スーパー堤防と一体の土地区画整理事業の変更について意見を述べてくる。
13:40から5分。(いや、正確には「多くの方が申し立てられていることから」という理由で都市計画審議会が聴くのは「困難」とのことで、その幹事(都官僚)の前で陳述する

===
東京都市計画事業北小岩1丁目東部土地区画整理事業
「事業計画(第2変更)案」についての意見書

今回の東京都の都市計画事業・北小岩1丁目東部「土地区画整理事業」の「事業
計画第2変更案」手続きは、本来、2013年5月30日に、国土交通省関東地方整備局
と江戸川区が、高規格堤防整備事業(すなわちスーパー堤防事業)と土地区画整
理事業とを一体化させる基本協定を結んだ際に行うべき手続きでした。

不可逆な住宅取り壊しや住民移転が多数行われたあとで、形式的に済ませること
は、土地区画整理法第一条と第五十五条 に照らして違法だと考えます。

第一条(この法律の目的)には、次のように記されています。

「この法律は、土地区画整理事業に関し、その施行者、施行方法、費用の負担等
必要な事項を規定することにより、健全な市街地の造成を図り、もつて公共の福
祉の増進に資することを目的とする。」

つまり、今回の変更案のような施行主体や費用負担の変更は、利害関係者である
全納税者に関係する事業の根幹に関わる問題です。住居に改変が行われる前に今
回の変更手続を取らなかったことは手続に瑕疵があるといわざるを得ません。

土地区画整理法の第五十五条(事業計画の決定及び変更)には、次のように記さ
れています。

「都道府県又は市町村が第五十二条第一項の事業計画を定めようとする場合にお
いては、都道府県知事又は市町村長は、政令で定めるところにより、事業計画を
二週間、公衆の縦覧に供しなければならない。」これが変更にも準用されます。

そして、1.都道府県知事への送付、2.利害関係者による意見書提出、3 都計審へ
の付議、採択または採択せず、4.知事による修正または採択しないことにうい
ての通知という手続が定められいます。基本協定によって事業者間で実質的に変
更を決定したあとで、これらの手続行うことは、土地区画整理法の形骸化であり、
実態的に違反するものではないでしょうか。

さらに、この手続きを事業計画地に暮らしてきた住民への除去通知後、かつ住民
による除去の最中に行うことは、非人道的ですらあります。

とりわけこの事業に納得がいかず、住み続けたいと訴訟をしながら暮らし続けて
いる住民が、いることを知りながら、このタイミングで手続を行ったことは、精
神的苦痛を与えるものでもあり、行政の手続きとして極めて不当です。

一取材者としてこの経過を目撃してきましたが、一国民として看過することがで
きません。そこで、意見書を提出しました

基本協定を白紙に戻し、公正な手続きを行うべきです。それがせめて法治国家に
おける筋の通し方であり、形骸化の再発を防止する手立てであると考えます。都
計審におかれましては、不可逆な状態に陥った現地を視察され、今回の常軌を逸
した「事業計画」変更手続の実態を目に焼き付けてください。

そして、最後に意見をまとめます。

1.任意の基本協定で法手続きを形骸化させた江戸川区および国土交通省関東地
方整備局の行政行為が不当であることを認定してください。
2.その不当性が江戸川区において繰り返されることが二度とないよう、基本協
定を白紙に戻し、法律に基づく事業計画変更をやり直してください。
3.土地区画整理法の第五十五条3項および4項に基づき、この意見を「都市計
画審議会」として採択してください。
4.その公正な手続きが行われた暁には、再び、第五十五条に基づいて事業計画
の変更が行われるものと信じます。その際には、江戸川区北小岩1丁目東部土地
区画整理事業につきましては、それがスーパー堤防と一体化される必要性も妥当
性もなく、盛り土をしない土地区画整理事業単体事業として進めることをご意見
申し上げることに致します。

政野淳子

===

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