368.都議会だけではないセクハラ・ヤジ2
女性の参政権を得る闘いと比べたらチョロいものである。
しかし、人の意識を変えさせるのは生ぬるくはない。
社会で対等に重んじられるべき女性(の視点)を軽んじることを
放置することは弱者や少数意見を放置することと同じである。
力の強いものだけが力に任せて社会を作れることを放置すれば、
やがてしっぺ返しを食うのは社会全体だ。
そんなわけで、岡山市から続報が飛び込んできた。
6月の岡山市議会で、女性議員が新斎場問題について「この産廃跡地への建設は見直すべきではないでしょうか」と質問をした途端に「見直さん言うとけ!」と、自由民主党岡山市議団無所属の会の田口裕士議員からヤジった件である。
361.都議会だけではないセクハラ・ヤジ-岡山市議会
http://seisaku-essay.cocolog-nifty.com/blog/2014/06/post-57a5.html
「火葬場について考える会」会長の片山奈緒美さんが、7月6日、岡山市議会の「自由民主党岡山市議団・無所属の会」の会派代表・宮武博さんと、今回の問題ヤジの主である田口裕士議員に、公開質問を送ったのだという。
「自分自身に直結する大切な問題なので、傍聴人として参加していた一市民として極めて不愉快であるとともに、議会の在り方について疑問と懸念を抱えました」として、以下、3つの質問を行っている。
1:田口議員は、現地を視察し、問題を指摘する住民の声をお聞きになったことがありますでしょうか。ある場合は、いつ、どのようにこの問題に取り組まれたのかをお聞かせ下さい。
2:「見直さなくてもよい。」とのお考えの根拠をお示しください。私たち地域住民が納得できるような理由があるのでしたら、ぜひとも伺いたく存じます。
3:田口議員の発した「見直さなくてもよい」とのヤジは、議員としての職務を果たしたことになるのでしょうか。自由民主党岡山市議団無所属の会会派としてのお考えをお聞かせ下さい。
回答期限は7月末まで。このヤジ問題が「女性の視点」とともに社会を考え直していく大きなうねりのひとつになればと願う。
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