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2014年7月

2014年7月29日 (火)

374.環境女子会☆鎌倉フィールド編

(拡散大歓迎)

暑い太陽でカッと体温を上げたあと(くれぐれも熱中症には要注意!)
ちょっとだけ勉強をしてお弁当(各自持ち寄り)を食べて解散!です。

環境女子会☆第3回「海岸法」
環境女子会☆鎌倉フィールド編

日時:2014年8月9日(土)10:00~13:00
場所:鎌倉材木座
参加費:無料

・女子に限らず、老若男女どなたでもご参加いただけます。
・海辺の日差しは厳しいです。帽子・飲み物を忘れずに!

ビーチ散策後のミニレクチャーの講師に1人加わりました!(2014年8月6日加筆)

11:45 ミニレクチャー
①「鎌倉の“海辺のまちづくり”」押田佳子博士(日本大学理工学部まちづくり工学科)
②「海岸法」安部真理子(日本自然保護協会)

リンクへGO

Photo_2
新チラシのダウンロードはこちら「20140809__ver3.pdf」をダウンロード

373.国土強靱化は外国人観光客へのお・も・て・な・し?!

先週金曜日に出た週刊金曜日7月25日号で以下の記事を書いた。
http://www.kinyobi.co.jp/news/wp-content/uploads/2014/07/20140725mokuji.pdf

「国土強靱化は外国人観光客へのお・も・て・な・し?!
日本のやまかわを壊す公共事業(香川・徳島編)」

以下の4つの事業について書いたものだ。
4番目の「お尻」とは牛の形をしている「小豆島」のお尻の部分を指す。

1.吉野川河口を塞ぐ4本目の橋
2.教訓から学ばない那賀川の高潮防潮堤
3.水漏れで満水にできない新・内海ダム
4.お尻の部分には「安全保障」という病

タイトルにある「お・も・て・な・し」については、記事にも書いたとおり、
国土強靱化基本計画(P.8)にある言葉遊びとしか思えないフレーズだ。
http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kokudo_kyoujinka/pdf/kk-honbun-h240603.pdf

==============================
(2020年オリンピック・パラリンピック東京大会に向けた対策と情報発信)
国土強靱化は我が国を訪れる外国人に対する一種のおもてなしである。我が国の国土の強靱性に裏付けられた安全・安心な2020年オリンピック・パラリンピック東京大会の実現に向けて、首都強靱化について、東京都を中心とした地方公共団体と緊密に連携を取りつつ、必要な対策を計画的かつ総合的に進める。
==============================

先日、あるシンポジウムで「日本に3カ月いたら憤死する」と言った人がいた。私も記事を書きながら悶絶することが少なくないので、その気持ちはとてもよく分かった。

事実を事実として頭(左脳)で受け止めたことが、肝(右脳)に到達する際に毒を飲むような苦しさに襲われて、胃袋が熱くなって精神的な消耗でグッタリする。そこから立ち上がってもう一度左脳で記事を書くときに、右脳が必死でその原動力を支えている・・・右脳が頑張れ左脳!とか言いながら支えている感じである。

この記事もそのようにして書いた。

2014年7月21日 (月)

372.注目度高し! 水危機 ほんとうの話

日本の水政策のキーパーソン  沖大幹氏 講演会
「水危機 ほんとうの話」
 
◆日 時:2014年7月26日(土) 13:30〜16:00
◆会 場:全水道会館 4F 大会議室 (水道橋駅 徒歩3分)
◆参加費 500円(事前申し込み不要)
 
共 催 : 八ッ場ダムをストップさせる市民連絡会、八ッ場あしたの会、 水源開発問題全国連絡会、利根川流域市民委員会
後 援 : 水情報センター
 
今回は、この講演会を紹介しているページを紹介します!URLだけで失礼!
 
【講演会の中身】
 
今後は気候変動が激しくなり、渇水も大洪水も増えてしまう。
だからダムやスーパー堤防が必要‥ ほんとうでしょうか?
 
海外では砂漠化が進行し、水不足が深刻化すると言われていますが
日本でもそうなのでしょうか?
 
沖大幹教授は水文学の第一人者であり、
国交省の数々の審議会の座長や委員を務めてこられました。
 
まずは日本の水の実態や、水政策の方向性についてじっくりお話を伺います。
続けて、市民運動の理論的支柱である嶋津暉之さんから質問をお出しし、
さらに問題点を掘り下げます。
 
まもなく縮小社会に入り、財政再建が急務とされる日本ですが、
一方で、アベノミクスによる公共事業への投資がふくれあがっています。
河川行政も例外ではありません。
 
重要な岐路における重要な議論、ぜひお見逃しなく!
(チラシがこちらに⇒ 沖大幹氏講演会 )
 
 
∞∞ ∞∞ ∞∞ ∞∞ ∞∞
以上、どういう話になるのか、見当がつかないので、取材にいきます。
 
閑話休題。
 
・・・取材と言えば、余談かつ私事ですが、元々(長い一文で言い表すと)、
人口2000人弱の小さな村が叫び続けていることを県も国も無視しているし
報道もほとんどない」・・・ってことだけで、突然、ジャーナリストを目指した私ですが、
 
ニュースの多様化に伴い、「報道されないこと」はもちろん、「現象」が書かれていても
データや法律に遡って裏付けて書く、という報じ方があまりに少ないので
 
怒っていても変わらないので、怒りを取材に振り向けて書く
繰り返している間に、寄り道(国会や学界)も加わって、時間がドンドン経過しているうちに、
 
だんだん書く媒体も減って^ ^;、困ったなと思っていたら、色々な試みがちまたで芽吹き、
インターネットメディアの世界を確立した人々もおられますが、
 
才覚のない私は、できないことを嘆かず、できることをやるとばかりに、
ひたすら書ける場所を探して、おかげさまで、最近、以下二つの場に出会いました。
 
公共事業その他「参加」については朝日新聞がやっているWEBRONZAで、
 高速道路「横浜環状南線」の理不尽、国と民営会社が一体で強制収用の動き
 スーパー堤防予定地で強制撤去、東京・江戸川区でいま起きていること
 
東電や原子力規制委員会や安全保障その他「公開」についてはYahoo!個人ブログで、
 川内原発審査で見る原子力規制における「公開」の意味
 東電廣瀬社長に代わって燃料費増加の原因を探る(下)
 東電廣瀬社長に代わって燃料費増加の原因を探る(上)
 2020年東京五輪スタジアムにアスリート達が無関心でいるべきではないワケ
 暑い夏がやってきた!だが、東電は原発再稼働なしで、
 関電・九電に売るほどの電力が る(下)
 暑い夏がやってきた!だが、東電は原発再稼働なしで、
 関電・九電に売るほどの電力がある(上)
 集団的自衛権の解釈改憲の翌日から中高生宅にDM、
 CMにはAKB48起用で自衛官募集?!
 
現象ではなく、データや法律に遡って裏付けて書く、ことをモットーに、
これまでの紙媒体に加えてネットメディアでも頑張っていこうと思っています。
 
この「晴れの日は楽しく、雨の日は静かに」ブログは、
時に取材メモ置き場、時に資料部屋、時に休憩室、控え室として
かつまた取材しきれないけど知ってもらいたい出来事へのリンク張りとして
マイペースな(どこでもマイペースですが)発信場所として書いていきたいと思います。
 
どうぞよろしくお願いします。

2014年7月17日 (木)

371..江戸川区スーパー堤防控訴審傍聴メモ

中途半端な取材メモを出先からアップロードしたままでしたが、お許しを!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

傍聴メモ。

7月17日、スーパー堤防控訴審。何故か裁判官はニコニコしている。

弁護人から原判決(つまり地裁判決)の誤認についてパワーポイントで裁判官に説明。

地裁では、江戸川区が主張し、裁判官がそれをそのまま認定した盛土の必要性について反論した形。

⚫️地裁での江戸川区の主張
1.窪地である。2.階段があり車両が通行できない。3.千葉街道から右折進入できない、だから盛土した上で、区画整理が必要であると。

⚫️控訴人による立証
1.千葉街道とJR線路等に囲まれているだけで、隣接地からの落差はない。2.区画整理後の図面を見れば現在の階段設置場所に新たな道路はできないから、盛土必要性にはならない。3.区画整理後の図面を見れば、千葉街道からの右折箇所とするところに道路はできない。

⚫️控訴人であり、原告団長の高橋新一さんが裁判に込めた思いを訴えた。

•北小岩一丁目東部は堅固で東日本大震災でも、堤防の法面もひび一つ入らなかった。国は当初、液状化する軟弱地盤だからスーパー堤防が必要だといったが、要らないことが証明できた。
•東日本大震災では盛土か切土かで運命が分かれたと言われる。人工的に7m盛土するところに住みたくない。
•平井では不動産屋がマンションを作るところで、スーパー堤防を諦めた。あっちは盛土なしでよくて、どうしてこっちはダメなのか、尋ねると、私は担当者じゃないと言う。平井の担当者は呼んでも来ない。区長からは連絡も返事もない。
•江戸川区は怠慢で、9年間、ウチには話にも来なかった。平井は盛土なしでOKで何故ここはダメか説明に来て下さいと言っても来ない。これで何が直接施工か。
•公正な裁判をお願いします。

⚫️最後に、控訴人の弁護人が、『地裁の判決には二つの誤りがある』と念を押した。被告が主張した『スーパー堤防は土地区画整理事業に含まれていない』との形式的な理由で(実際は協定で進めるつもりで)裁判官が盛土について判断をさけたこと、盛土の必要性を裁量権の逸脱ではないとしたが、実際にはなんの必要もない事業のために過酷な不利益を高齢者に強いるものだと強調した。

裁判官による現場検証が要望されていたが、裁判官はこれを退けて、結審した。

控訴審判決は10月2日と決めて閉廷した。

iPhoneから。

2014年7月15日 (火)

370.説明になっていない石木ダムの必要性

ダム水没予定地に暮らすということはどういうことか。  
 
2014年7月11日、長崎県が進める石木(いしき)ダム計画地に、移転する大義はないと暮らし続けている13世帯のもとに、長崎県の中村法道知事、佐世保市の朝長則夫市長、川棚町の山口文夫町長ががん首をそろえて訪れた。
 
なんのためのダムなのか、後ろにズラリと並ぶ職員に説明をさせるが、住民を納得させることはまったくできていない。見てみて欲しい。心で聞いて欲しい。 
 
動画 http://youtu.be/7vHcEJL4cms (こうばるほずみ さん撮影)
長崎放送が伝えています。↓(カジケンさん、情報提供ありがとうございます)

369.雑記的 ネ○ウ○検証 暫定版

先般、以下のような配信を行った。
 
暑い夏がやってきた!だが、
東電は原発再稼働なしで、関電・九電に売るほどの電力がある(上)
暑い夏がやってきた!だが、
東電は原発再稼働なしで、関電・九電に売るほどの電力がある(下)
 
結論として、「発電量だけのことで言えば、日本は東電に限らず、いつでも脱原発が可能である。日本はそれでも原発をベースロード電源として考えるべきなのか。経済産業大臣にも問いたくなる」と書いて、茂木経済産業大臣の顔写真を貼り付けた。
 
すると、「ネ○ウ○さん」と思われる方が、
ツイッター上で小束になってかかってきた。
 
結論から言うと、彼らの目的は、
彼らがターゲットにした書き手の信用を落とすことにあるようだ。
 
いくつかパターンがあって、毎度、興味深い。
何か間違えを見つけると、そこからねじ込んでくる。
 
以下は、今回のケースに関する私から彼らへの返事である。
 
■ご指摘ありがとうございます。今訂正を入れました。
■太字をごらん下さい。総出力を足すと1450万kW、右の出力を足せば1730万kWでしたhttp://bylines.news.yahoo.co.jp/masanoatsuko/20140713-00037343/
 
そして私はつぶやいた。
 
■1)やれやれYahoo!で東電には関電・九電に売るほどの電力があると書いたら、本筋でないところで騒ぎになるところだった。事故前の原発による発電は1000万kW、事故後はその分を節電で賄っていると指摘したら、広瀬社長が1700万kWだと
 
■2)そのことを書くために東電資料で1700万kWを確かめていたら計算が合わない。よく見ると、東電は、先に廃炉したF1の1号機から4号機の出力(約280万kW)を抜いた数字を総出力として188万kWと書いているが、正しくは約470万kWの間違え。
 
■3)ただし5,6号機も廃止しているから、「東電の原子力発電所一覧表」として公開するなら福島第一についてはすべて「0」と記載すべきところ。とはいえ、こちらはそこに気づかずに書いたので、記事中で間違いに打ち消し線を引いて広瀬社長と読者に訂正とお詫びしました。
 
■というわけで、改めて「暑い夏がやってきた!だが、東電は原発再稼働なしで、関電・九電に売るほどの電力がある(上)と(下)」
 
すると、今度は「本筋でない」と書いたことに、文句が入る。
たしかに、間違っておいて「本筋でない」は失礼だった。そこは素直に謝った。
 
■「本質でない」は余計でした。お詫びします。
 
すると今度は、「事故前の原発による発電は1000万kW」と書いたところに、「たった一日のことをとらまえて、この電力ど素人が」(とまでは言っていないが、そういうニュアンスで)カンラカンラと笑う雰囲気でつかかってくる。
 
「このたった一日」というのは最大電力使用の日で、この日の安定供給のために電力マンは汗水たらして努力をしていると言っても過言ではない。しかもそのたった1日がクリア、しかも連続過去3年、クリアできたのだから、この先、電力量のことだけ考えれば(原子力ムラ存続のことをのぞけば)安泰だ。
 
東電は、原発のことで世間にいかに批判されようとも、そこまで安定供給体制を立て直したことを誇りに思っているはずなのだ。だから、堂々と、この分析を公表したのだろう。そこで、そのもののデータを突きつけた。
 
■○○○○さん、これの6頁をごらん下さい。原発分は1000万kWだったんですよ。東電の資料です。http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu13_j/images/130926j0101.pdf … 間違っているというなら、東電に文句を言って下さい。それとも節電で賄えているという広瀬社長が認めた点をあなたは認めたくないのですか
 
■最小電力需要日など、さまざまな角度から、広瀬社長が言ったことを擁護する視点でも取材をしていますから、続報をお待ちください(不愉快で待ちたくないかもしれませんね)
 
すると、さらに何かブチブチいってくるので、生資料のありかを共有した。
 
■ 一次資料、提供しましょうか?2010年なら
http://www.tepco.co.jp/forecast/html/images/juyo-2010.csv … です。何度も言いますけど、東電の資料です。最も暑い日に原発なしで2011年以来、節電でしのげて、今年は余裕までできて九電にも関電にも融通することができることも東電資料です。
 
すると今度は、病院の電力がとか、国際的な燃料価格がと、広瀬社長とのやり取りについて、印象操作がとか、さらにワラワワとつっかかってくる。印象操作かどうかは、以下で確かめていただければよいだけの話である。
 
東電ウェブサイトへGO!
画面上の「記者会見等(2)」をクリック
画面右側の一覧の下のDisplaying Pageを右にクリック
Displaying Page 4 / 13 (現時点) 平成25年度決算について
38分目から47分まで。
 
もう一度、念を押すが、東電はその企業努力によって、
今や、関電と九州電力に売るほどある。生資料がここにある。
 
平成26年度夏期の電力需給見通しについて
今夏の電力需給見通し内訳
 
文句がある方は、今後は東電にねじ込んで下さい。
 
なお、福島第一についてはすべて「0」と記載すべきではないかのところは、目下、東電に問い合わせ中です。
 
第一声は「あとで5,6号機の廃止が決まったので(文書)作成時のタイムラグではないかと思います。「0」で間違いはないと思いますが、確認します」とのことで、お返事を待っています。
 
↓↑
 
さて、その間、約2時間?以下に示されたF1の出力(合計値が合わない)について、東電広報さんより、素早くお返事を頂きました。
 
 
「廃炉ですので、ゼロというより、なしということで傍線になります。今日明日にでも修正を入れると思います」とのこと。(2014年7月15日 13:25)
 

2014年7月10日 (木)

368.都議会だけではないセクハラ・ヤジ2

女性の参政権を得る闘いと比べたらチョロいものである。
しかし、人の意識を変えさせるのは生ぬるくはない。

社会で対等に重んじられるべき女性(の視点)を軽んじることを
放置することは弱者や少数意見を放置することと同じである。

力の強いものだけが力に任せて社会を作れることを放置すれば、
やがてしっぺ返しを食うのは社会全体だ。

そんなわけで、岡山市から続報が飛び込んできた。

6月の岡山市議会で、女性議員が新斎場問題について「この産廃跡地への建設は見直すべきではないでしょうか」と質問をした途端に「見直さん言うとけ!」と、自由民主党岡山市議団無所属の会の田口裕士議員からヤジった件である。

 361.都議会だけではないセクハラ・ヤジ-岡山市議会
 http://seisaku-essay.cocolog-nifty.com/blog/2014/06/post-57a5.html

「火葬場について考える会」会長の片山奈緒美さんが、7月6日、岡山市議会の「自由民主党岡山市議団・無所属の会」の会派代表・宮武博さんと、今回の問題ヤジの主である田口裕士議員に、公開質問を送ったのだという。

「自分自身に直結する大切な問題なので、傍聴人として参加していた一市民として極めて不愉快であるとともに、議会の在り方について疑問と懸念を抱えました」として、以下、3つの質問を行っている。

1:田口議員は、現地を視察し、問題を指摘する住民の声をお聞きになったことがありますでしょうか。ある場合は、いつ、どのようにこの問題に取り組まれたのかをお聞かせ下さい。

2:「見直さなくてもよい。」とのお考えの根拠をお示しください。私たち地域住民が納得できるような理由があるのでしたら、ぜひとも伺いたく存じます。

3:田口議員の発した「見直さなくてもよい」とのヤジは、議員としての職務を果たしたことになるのでしょうか。自由民主党岡山市議団無所属の会会派としてのお考えをお聞かせ下さい。

回答期限は7月末まで。このヤジ問題が「女性の視点」とともに社会を考え直していく大きなうねりのひとつになればと願う。

2014年7月 8日 (火)

367.各国が相互に守り合うべきものは何か

先日、電車の中で思い出しながらツイートしながら頭を整理したメモを以下にまとめておく。発想の素(以下1)は、朝ご飯を食べながら相方がブチブチと話していたことだ。

1. 戦後、ドイツと日本がやってきたことを比較しながら、欧州とアジアがそれぞれ到達した地点を考えると、日本はアジアで果たすべきより大きな役割を果たさずに、来てしまった。

2. 近年のアジアの緊迫した情勢を、安倍首相らは、集団的自衛権の必要性として挙げるが、なぜ、戦後69年も経って、未だに緊迫させているのか。欧州では通貨統合まで果たし、環境政策ではオーフス条約まで締結した。

3. オーフス条約は、環境政策にかかわる市民参加を確保する国際条約で、意思決定へのアクセス、情報へのアクセス、司法へのアクセスを批准国は確保しなければならない。これにより、東西欧州の政策熟読の格差を減らす効果がある。

4.  今まで私はこれを通貨統合とは切り離して考えてきたけれど、考えてみると、通貨統合とオーフス条約はかけ離れた別物ではない。東西欧州で格差のある経済、社会、環境の統一に役割を果たすもので、結果的に平和な国際社会を作ることにも寄与してきたはずだ。

5.  日本は東アジアを軸に、同様のことを、これからでも目指すべきなのではないか。欧州においても、誰が通貨統合が実現するなんて思っただろうか。それは円と元とウォンの統合ほどにも難しく思えたものではなかっただろうか。

6.  安倍政権が行おうとしていることとは全く逆の構想が必要だ。戦後7年間続いた連合国軍による占領体制へと時計の針をもどすようなことはやめて、通貨と環境政策の統合から始めれば、経済発展に付き物である環境汚染から各国の国民を相互に守り合うことができる。

7.  国が守るべきは、『他国から自国を』ではなく、『グローバル経済の発展で犠牲となる弱者が泣き寝入りをすることがなくなるよう、自国および近隣諸国の全国民を』ではないか。真反対の集団的自衛権ではないか。

2014年7月 7日 (月)

366.江戸川区は行政裁量で法手続をどこまで逸脱していくのか

2014年7月3日、江戸川区は、北小岩1丁目で、国のスーパー堤防事業と一体で進める土地区画整理事業予定地に立つ建物の強制撤去を開始した。

土地区画整理法第77条第7項に基づく「直接施行」だ。任意買収ができない地権者の家屋7棟のうち、空き家となっている1棟を行政が撤去する。

以前にはなかった真新しい塀を建てて、人々から見えない空間で、それは始まった。

マスコミにのみ公開した第一日目の塀の中の模様を含めて公開する。この強制撤去は7月17日まで行われる予定。

写真51枚を掲載→ http://www.slideshare.net/atsukomasano/ss-36681328
動画 関係議員(区、都、国会議員)たち地権者の生の声はこちら(注・ユラユラしています)→http://twitcasting.tv/masanoatsuko/movie/77072032

この土地は「ゼロメートル地帯」と言われる江戸川区にありながら「一度も水害にあったことがない」と住民は口を揃えて言う。土地区画整理事業(まちづくり)でありながら、二度の移転を嫌って戻ってこないことを選択した住民もいれば、賛成反対の意見の持つれで壊れたご近所関係もあると言う。

「ここをスーパー堤防事業にする理由がない」として移転を拒む残りの6棟について、「最後まで任意交渉を続ける」と江戸川区土木区画整理課長は、直接施行1日にマスコミに、2日は訪れた国会議員や都区議会議員に述べた。

しかし、江戸川区が単独で進めていた区画整理事業を国のスーパー堤防と一体化させたことによる事業計画変更手続(事業者や資金計画の変更)は、大半の住民が家屋を取り壊しで出て行った後に開始され、現在、続行中だ。土地区画整理法第55条に基づき、縦覧後に寄せられた意見書が都の都市計画審議会に付議されるのは今年の9月となる。55条の計画変更手続を完了させずに、77条の直接施行を先行させるとは、一体、どんな法治国家だろうか。

この手続違反について筆者が質問を始めると「後で」と静止をする。変更手続完了の「後で」行うべき家屋撤去を「先に」行うことのおかしさを聞かれて、「後で」と言う。この異常さが、江戸川区の行政裁量の逸脱ぶりを表している。

「後で」は人々の不信感は元に戻らないのだ。

この問題は、いなみや須美さんが継続的かつ詳細に発信し続けている→こちらから

2014年7月 1日 (火)

365.閣議決定で「戦争する国」にするな! 官邸前に集結した人々の怒り

2014年6月30日、1万人とも3.5万人とも4万人とも伝えられる
閣議決定で「戦争する国」にするな! 官邸前行動
(呼びかけ:解釈で憲法9条を壊すな!実行委員会)を目撃してきた。

以下、五月雨式に写真を載せていく。21:00過ぎの人々。

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この時、ツイッターでは9時のニュースでNHKが報道していないと驚きの声が刻々と流れていた。以下は18:30からほぼ時系列。

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最も重要なメッセージは憲法に書いてある。

日本国憲法(1946年11月3日憲法)

第九十六条  この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。

第九十九条  天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。  

 

 

 

 

 

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