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2014年5月20日 (火)

335.最上小国川ダムで失われるもの

これが山形県が計画する最上小国川ダムの建設予定地だ。

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失っても大したことがない、どこにでもある風景だと思ったとしても
この流れを一端、人工物で遮るだけで、人間の想像を絶する影響がある。

 
今回、「最上小国川の真の治水を求めて」(小国川DAY2014 5月17日18日)に参加して一番驚いたのは、カワムシの遺伝子の話だ。カワムシはダムがあると下流に流れず、羽化した後に上流に飛んでいけず、遺伝子の分断が起きるのだという。遺伝子を分析してハッキリその結果が出たとの北里大学海洋生命科学部の朝日田卓教授の発表だ。

(動画ではhttps://www.youtube.com/watch?v=ttSUhm-Z1Xc 58分目あたりから)

同様に驚いたのは、二日間の集会をじっと聞いていた二人の釣り師(舟形町と尾花沢市)の感想である。

「そんなの当たり前だっぺ。あれな、先生の話聞く前から釣り師なら誰でも知ってる。遺伝子レベルのごとはわからねぇけどぉ。」

「んだ。砂防ダムの高さでもう飛べねえんだ。ダムではなおさら飛べねぇ」

常々、川の環境アセスメントは釣り師や漁師にしてもらうべきだと思っているが、今回も、またそう思った。地域の人々の実感と研究者の研究成果が合わさると、自然の神秘が見事に重層的に現れてくる。

集会中ツイートしたことは、不完全ですが、ツイートをしない人のためにワードに貼り付けました。多少なりともご参考いただければ幸いです。「ogunigawa_day.docx」をダウンロード

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集会動画、まとめました。
http://blogs.yahoo.co.jp/kajiken76xyz/62615691.html

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