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2014年3月30日 (日)

322.死んでいた霞ヶ浦導水路事業

2014年3月28日、霞ヶ浦導水事業の検証に係る検討の場が開かれた。
「幹事会」の名で地方公共団体の官僚主導による見直しの末、たった一回、関係地方公共団体のうち、その事業が位置する茨城県の知事だけが出席した場で事業継続が決まった。

報告書はここです。重いです。

以下はその内容をツイートしたものです。時間との兼ね合いでそのままかいつまみます。

●一仕事終えて遅れて到着したら霞ヶ浦導水事業、検討の場が終わっていた。た
った40分で終了。傍聴者に聞くと関係知事のうち、参加したのは茨城県知事だけ。
pic.twitter.com/Qv71TsbEuR

●2キロぐらいありそうな分厚い資料。
pic.twitter.com/Xg4QRwCpsv

●利根川流域1都5県、人口はまだ少し増えているけど、産業人口はもう10年ぐら
い前から減っていたんですね。
pic.twitter.com/DjtLz03eVt

●霞ヶ浦導水事業。こんなふうに那珂川と利根川を霞ヶ浦を通じてつないで、水
を融通しあうという計画。昭和45年から予備調査開始。昭和59年に事業着手。誰
が本気で必要としているのでしょうか。
pic.twitter.com/ctkGucjGzc

●霞ヶ浦導水事業。水質浄化のためだとして、現計画以外に280技術プラスαの代
替案を検討したというが、資料がケシ粒のように小さくて読めないよ。
pic.twitter.com/p7q4Kd53KQ

●霞ヶ浦導水事業資料。注意深く見ないと見落とすけれど、緑の棒グラフ(確保
できている水を取る権利)上にある青い点(私の指あたり)が1日最大の水の給水
の実績。右端のグレーが、霞ヶ浦導水で確保される水。これ、要りますかと言う
話です。
pic.twitter.com/2EtTY6GzQa

●一見、霞ヶ浦導水事業と八ッ場ダムが要るように見えるグラフ。でもよく見ると使えている豊富な地下水を放棄し、融通して使えている水(暫定水利権)を使わなくするペーパーワークの世界。青い点は「平均」ではなく「最大」の給水実績です。 pic.twitter.com/9folcvyuVj

●霞ヶ浦導水事業の利水分の代替案その1、静岡県の「富士川」から神奈川、東京、
千葉を乗り越えて導水する。
pic.twitter.com/Y652BmHosp

●霞ヶ浦導水事業の利水分の代替案その2.長野県の千曲川から導水する。これら
と比較して霞ヶ浦導水の実現性が高いとか、コストが低いから、だから「霞ヶ浦
導水事業」が妥当と言うのが今日の検討会の判断。
pic.twitter.com/EmVyFQ5QM0

●こんな霞ヶ浦導水事業を「妥当」とする判断に加担した肩書きのみの名前を明
らかにしない政治家および都県幹部。
pic.twitter.com/o9lbziQ7VV

●会議が短時間で終わったのはそれがセレモニーだったからだと、傍聴した嶋津
暉之さんが感想を語っている。
→3/27「霞ヶ浦導水事業の検証に係る検討の場」は形ばかりで「事業継続」の結論ありき 
http://yambasaitama.blog38.fc2.com/blog-entry-2805.html

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