217.原発再稼働の申請受付のタイミングよ・・・
なんちゅう破廉恥なアリバイ原子力行政か。
原子力規制委員会が
以下のような日時で原発再稼働の申請を受け付けるのだという。
平成25年7月8日(月)
9:30~ 北海道電力株式会社(泊発電所1・2号機、泊発電所3号機)
9:50~ 関西電力株式会社(大飯発電所3・4号機、高浜発電所3・4号機)
10:10~ 四国電力株式会社(伊方発電所3号機)
10:30~ 九州電力株式会社(川内原子力発電所1・2号機)
参議院選挙たけなわ。
誰がこんなタイミングを考えたんだろう。
呆れるのは、原子力規制庁が、
立地自治体と周辺自治体に対して初めて新規制基準に関する説明会を開いたのが
昨日、7月4日(木)であることだ。
自治体に「呼ばれていって説明をしたことは何度もある」というのだが、
一度たりとも、周辺自治体はおろか立地自治体に対してさえ、
自分たちから進んで、新規制基準(案)の段階で公式の場で
説明をしたことも意見をもらったこともない。
週明けから再稼働の申請を受け付けるときになって
一方的に説明会を開く。
これが昨日の朝、報道関係者に届いたリリースだ。
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立地自治体等に対する新規制基準に関する説明会の開催について
この度、原子力規制委員会が策定した発電用軽水型原子炉の新規制基準について、立地自治体および周辺自治体の理解増進の一助として、自治体職員に対し、以下の通り説明会を開催します。本説明会は、冒頭の挨拶まで、頭撮りが可能です。
日 時:平成25年7月4日(木) 13:00~15:00
場 所:原子力規制委員会庁舎13階会議室A
議 事:発電用軽水型原子炉の新規制基準について
(含む、運転期間延長認可制度および高経年化対策制度について)
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この説明会は頭撮りだけでプレスに対しても非公開だった。
昨日朝、電話で何故かと聞くと、「自治体職員が委縮して質問がしにくいから」だという。
では「説明の部分は公開すればいいではないか」と聞くと、う~ん、という。
「委縮して質問できないとか言っている場合じゃないでしょ」というと
「いや~地方から出てくる職員ですから」と。
人の命を預かっているという自覚が、
自意識や羞恥心より強い職員でなければ
いざというときに何もできないと、思うべきではないか。
質疑を公開して都合が悪いのは規制庁の側ではないか。
「公開していいかどうか、自治体職員の方々にきいたらどうですか?」
「どういった説明するか録画をして公開は考えている」といったが、
見る限り、いま現在、まだ公開はされていない。
東京電力福島第一事故以来、三度目の夏を前に、
もはや節電計画すらない。
東京電力からは、連日、トラブルの発表がある。
○本日(7月5日) 午前3時45分頃
福島第一原発の5号機の非常用ディーゼル発電機(5B)が動作不能
○本日(7月4日)午後1時5分頃に発生した福島第一原子力発電所雑固体廃棄物
焼却建屋の建設エリアにおける油漏れ
○本日(7月4日)午前11時45分、CST炉注水ラインに接続されているタービン建
屋内炉注水ラインの弁について、本来閉まっているべきところ、開状態になっており、炉心スプレイ系に流れるべき水の一部が給水系に流れていることを確認しました。
○本日(7月2日)午後0時48分頃、福島第一原子力発電所にある一般焼却施設
近傍において、仮置き中のゴミから発火していることを協力企業作業員が発見
いたしました。
脱原発派は、隣近所や親戚にちゃんと声をかけて
選挙へ行こう。
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