« 2013年6月 | トップページ | 2013年8月 »

2013年7月

2013年7月 5日 (金)

217.原発再稼働の申請受付のタイミングよ・・・

なんちゅう破廉恥なアリバイ原子力行政か。
 
原子力規制委員会が
以下のような日時で原発再稼働の申請を受け付けるのだという。
 
平成25年7月8日(月)
9:30~ 北海道電力株式会社(泊発電所1・2号機、泊発電所3号機)
9:50~ 関西電力株式会社(大飯発電所3・4号機、高浜発電所3・4号機)
10:10~ 四国電力株式会社(伊方発電所3号機)
10:30~ 九州電力株式会社(川内原子力発電所1・2号機)
 
参議院選挙たけなわ。
誰がこんなタイミングを考えたんだろう。
 
呆れるのは、原子力規制庁が、
立地自治体と周辺自治体に対して初めて新規制基準に関する説明会を開いたのが
昨日、7月4日(木)であることだ。
 
自治体に「呼ばれていって説明をしたことは何度もある」というのだが、
一度たりとも、周辺自治体はおろか立地自治体に対してさえ、
 
自分たちから進んで、新規制基準(案)の段階で公式の場で
説明をしたことも意見をもらったこともない。
 
週明けから再稼働の申請を受け付けるときになって
一方的に説明会を開く。
 
これが昨日の朝、報道関係者に届いたリリースだ。
 
===============
立地自治体等に対する新規制基準に関する説明会の開催について
 
この度、原子力規制委員会が策定した発電用軽水型原子炉の新規制基準について、立地自治体および周辺自治体の理解増進の一助として、自治体職員に対し、以下の通り説明会を開催します。本説明会は、冒頭の挨拶まで、頭撮りが可能です。
 
日 時:平成25年7月4日(木) 13:00~15:00
場 所:原子力規制委員会庁舎13階会議室A
議 事:発電用軽水型原子炉の新規制基準について
    (含む、運転期間延長認可制度および高経年化対策制度について)
===============
 
この説明会は頭撮りだけでプレスに対しても非公開だった。
 
昨日朝、電話で何故かと聞くと、「自治体職員が委縮して質問がしにくいから」だという。
では「説明の部分は公開すればいいではないか」と聞くと、う~ん、という。
 
「委縮して質問できないとか言っている場合じゃないでしょ」というと
「いや~地方から出てくる職員ですから」と。
 
人の命を預かっているという自覚が、
自意識や羞恥心より強い職員でなければ
いざというときに何もできないと、思うべきではないか。
 
質疑を公開して都合が悪いのは規制庁の側ではないか。
 
「公開していいかどうか、自治体職員の方々にきいたらどうですか?」
「どういった説明するか録画をして公開は考えている」といったが、
見る限り、いま現在、まだ公開はされていない。
 
東京電力福島第一事故以来、三度目の夏を前に、
もはや節電計画すらない。
 
東京電力からは、連日、トラブルの発表がある。
 
○本日(7月5日) 午前3時45分頃
福島第一原発の5号機の非常用ディーゼル発電機(5B)が動作不能
 
○本日(7月4日)午後1時5分頃に発生した福島第一原子力発電所雑固体廃棄物
 焼却建屋の建設エリアにおける油漏れ
 
○本日(7月4日)午前11時45分、CST炉注水ラインに接続されているタービン建
 屋内炉注水ラインの弁について、本来閉まっているべきところ、開状態になっており、炉心スプレイ系に流れるべき水の一部が給水系に流れていることを確認しました。
 
○本日(7月2日)午後0時48分頃、福島第一原子力発電所にある一般焼却施設
 近傍において、仮置き中のゴミから発火していることを協力企業作業員が発見
 いたしました。
 
脱原発派は、隣近所や親戚にちゃんと声をかけて
選挙へ行こう。
 

216.環境法改正の問題点を指摘する集会案内

住民参加が進まないどころか、
国家に権力を集中させる逆行が机上で進んでいるときに
私は何をしているのかと、毎日焦燥感で死にたくなる。
でも死ぬヒマがあるなら、前に進めなくても行動しようと空回りすればいいし、
行動あるのみ、と動いている人を応援しよう。
 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 
7月12日緊急の院内集会(参議院会館)への参加呼びかけ!
「放射能拡散・野放し政策」を支える「環境法改正」成立をいかに覆(くつがえ)すか!
 
政府・環境省は広域震災廃棄物(放射性廃棄物瓦礫)処理に伴い、全国の市民住民の反対運動の前に環境省の政策は破綻しました。
 
環境省は全国の市民、住民運動が今後も放射能拡散への運動の拡大を恐れ事前の策として、今回の「環境法改定」に踏み切ったと事務局は考えています。
 
「環境法改正」案はすでに衆参議会で成立してしまいました。
だからと言ってこの法律を受け入れるわけには行きません。
 
今回の法改正は放射能拡散を止めるどころか合法的に放射能の拡散を容認する法律です。地方自治体の義務も権利も簒奪しました。
 
広域震災廃棄物(放射性廃棄物瓦礫)に携わった皆さんはもとより、これまで環境問題に取り組んでいらっしゃる個人、団体、グループの皆さまに改めて事務局から今回の「環境法改定」の本質的な問題点を示し、選挙後の国会を睨んで「環境法改正」の撤廃をいかに進めるか議論したいと考えています。
 
放射性廃棄物全国拡散阻止!3・26政府交渉ネット・事務局
 
【日時:会場】
◎7月12日(金曜日)
 午後12時30分より1時まで入館通行書配布。
 1時開場  13時30分開演
◎参議院会館:地下1階101号室
●資料代として\500円
 
【タイムスケジュール】
●事務局挨拶
第1部6月11日「国会でなにが行なわれたか」(13時35分)
(A)『6月11日環境委員会質問』(平山誠VS石原伸晃)上映
(B)質問主意書への内閣答弁書に対するコメント
  (平山誠議員、3・26政府交渉ネット事務局)
 
第2部(仮題)環境省広域震災廃棄物政策の破綻から学んだ政府・官僚たち(14時30分)
報告者: 青木泰氏
(3・26政府交渉ネット事務局・環境ジャーナリスト)
質疑応答
―休憩―
 
第3部(仮題)『環境法改悪』の問題点を暴く (15時40分)
報告者:藤原寿和氏
(3・26政府交渉ネット事務局/廃棄物処分場問題全国ネットワーク共同代表)
―質疑応答―
 
第4部 各地の取り組み報告と『環境法改悪』を撤廃させる拡大戦略会議(16時35分)
東白川郡鮫川村小型実験焼却炉建設&塙町バイオマス発電所計画最新動向など他。
(注:テーマは課題です。当日までの情勢分析で課題が変更されることもあります。
ご承知ください)
●17時40分終了

215.争点の一つだと思うこと

参院選が始まった。
争点ともいえるキーワードの一つは「国土強靭化」だと思っている。
 
2011年に起きた東日本大震災を契機に、
10年間で200兆円を公共事業に費やそう!と発想をした人がいた。
 
最終的に、先日閉じた通常国会半ばで、
「防災・減災等に資する国土強靭化基本法案」という形になった。
参院選が終われば、再び提案されると思われる。
 
何をしなければならないか。
与野党を超えて考えなければならない現状を書いた。
 
同じテーマで二階俊博・自民党国土強靭化総合調査会会長のインタビューが取れたと
週刊金曜日編集部から連絡があった。
 
どんなインタビューになったのか・・・。
早く読んでみたい。
 
よろしかったら感想をお聞かせください。
 
 
 

2013年7月 1日 (月)

214.憲法と予防原則の名において

湧水シンポジウムに来られた方から、あるMLで
 
良い話だったけど、
>  しかし、1点だけ私とは見方が違うなあと思った点がありました。
>  資料
> の3.政治判断を促す市民運動 の中で2011年5月に菅直人首相(当時)が
> 中部電力に対し浜岡原発に中止を要請し、中部電力がこれに応じる判断をしたことを
> 賞賛し、美談に仕立て上げたことです。
 
と来たので、これ幸いと、以下のようにお返事をした。
 
もしも、昨日のブログの最後につけた私のレジメを見てくださった方がいると、
同じ反応を持つ人がいるだろうと考えていたからだ。
 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ツッコミをありがとうございます。
 
「美談」にするつもりはサラサラなくて
 
法律に根拠がなく、要請したこと、
法律に根拠がなく、応じたこと、
法律に根拠がない、との批判があったこと
 
この3つの視点をどう考えるべきかという視点を提示しただけです。
 
このような政治判断はともすれば「独裁」にもつながるので、
それを「やってよい理由」は、会場でも強調しましたが、
政治判断でなんでもやってよいということではなく
 
国民の命が危ないという場合だけ
 
(社会変化に立法が追いつず、これでは住民の生命が守れない、との環境汚染が想定される場合、日本国憲法と国連環境開発会議で 1992 年に採択したリオ宣言の予防原則(原則 15)が生かされるべきで)
 
許されるのではないかということです。
 
この先も、法律ではなく、
憲法と予防原則を根拠に対処しなければならない新しい危機が
たくさん起きるはずです。
 
現状では、「法律がないからできない」という言い訳で
政治判断をすべきときに政治判断をしない閣僚(や首長)がほとんどです。
 
法律に根拠がなくても、「憲法とリオ宣言の予防原則」を理由に
決断してよいのだという例を示したという意味では、特筆すべき例だと思います。
 
その意味で、この視点は、「美談に仕立て上げた」と誤解されることを
恐れず、書いておきたいと思いました。
 
ところが、会場でもこれも強調しましたが↓こういうことでしたし、
 
>  まさのさんが話されたとおり、中部電力が浜岡を止めたことによる損失の穴埋めとして
> 復興予算が約20億円使われています。
> http://www.chunichi.co.jp/s/article/2013062890120530.html
>
>  美談の半分は崩れたと思います。
 
これも、会場ではお話したように
「行政裁量や政治決断はけして、企業を助けるために使われるべきではない。
 (基本的に)国民の命が危ないというときだけ使われるべきではないか
 
と、強調させてもらったことに尽きます。
(それに活断層と指摘されている上に建ててしまったわけですし、そもそも)
 
これが明るみに出たときにすでに、レジメがコピーされてしまっていたので
その中には入れることはできませんでした。
でも会場で上記のようにお話した通りです。
 
>  「管元首相は「国民の安全と安心を考えてのこと」と説明し、
> 「同時に、浜岡原発で重大な事故が発生した場合には、
> 日本社会全体におよぶ甚大な影響も合わせて考慮した結果である。
> 30 年以内にマグニチュード 8 程度の想定東海地震が発生する可能性は 87%である」
> (2011 年 5 月 6 日記者会見)とした」という説明を真に受けてよいものでしょうか。
 
これは元首相なりの説明でしょうが、
「日本国憲法とリオ宣言の予防原則の名において」
と明言してもらいたかったですね。
 
>  ネット情報では、
> 「4月18日 福島みずほ議員が国会で
> http://yougen.blog.so-net.ne.jp/2011-04-19
>
> 「総理、浜岡原発を停止させてください」と言い
 
まさに市民運動の代弁であり、市民運動そのものであり、
小見出しとしてつけさせてもらった「政治判断を促す市民運動」が
国会でも行われたということですね。矛盾はないと思います。
 
> 菅直人 「色々議論があるが福島原発が大変で落ち着いてからでないとできない、
> 停止など現在は考えていない」と。」答えたといいます。
> http://yougen.blog.so-net.ne.jp/2011-05-07
>  この答弁があったことが事実だとすると、
>  2週間余りのうちに菅氏の考え方が変わった理由を
>  問題としなければならないと考えます。
 
(興味ある方はこちら↓でご確認を
 
「日本国憲法とリオ宣言の予防原則の名において」
という名言を残してもらいたかったですね。
 
そこまで頭が整理されていない方なのでしょうね。
だから、場面場面でブレるんですね。
 
>  「浜岡原発がもし事故が起きれば、放射線は西風の風下に広がる可能性が高い。
> 浜岡原発の東側約150キロ圏内に、横須賀、座間、横田、厚木各基地が放射能の
> 脅威にさらされる。これらの米軍の重要基地、特に第7艦隊の本拠地は横須賀基地である> ことを考えると、浜岡原発の緊急停止は、米軍の要請があったのかも知れない。」
> http://blog.goo.ne.jp/ikariyax/e/7d285f922d072804e3ac473e13ad47ee
> と推理するのが穏当ではないでしょうか。証拠はありませんが。
 
もし、これが本当だとすると、
国民が世界のどこにいようとも自国の国民を守ろうとする国もあると
いうことなのでしょうが、
 
ただし、横道に逸れますが、それをはき違えて、
こんなことを起こしてしまう国でもあるということなのでしょう。
 
>  菅氏は、経済産業省からの提案だったと明かします。
> http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65777124.html
 
停止すべきだと言ったきっかけが
市民であろうと、経産省であろうと、米国であろうと
問題は誰に言われたからということではなくて
首相として、それをどう受け止めて判断し
国民に説明するのかが重要だったのでしょうね。
 
それは必ず次の世代に活かされる前例となるという意識が
なかったのでしょうね。
 
「日本国憲法とリオ宣言の予防原則の名において」
と言って規範を示してもらいたかったですね。
 
しかし、重要なのは、繰り返しますが
その政治決断を促す市民運動が確実にそこにあったという事実です。
 
私に与えられた時間とテーマは、30分と
「日本における最近の市民運動と行政訴訟」でした。
 
浜岡原発については、只野靖弁護士が
お話する予定でしたから、これも冒頭で言いましたように、
私は総論というエラそげなものではなく
前座として、皆さんがお話する各論のすべてを
私のお話の中で通過しておきたいと思いました。
 
そうは言ってもこの数行では誤解されるだろうなと思ったので
このお答えもブログで公開させていただこうと思います。
ありがとうございました~。
 
まさの

« 2013年6月 | トップページ | 2013年8月 »

2015年6月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
無料ブログはココログ