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2013年6月28日 (金)

シンポジウム「環境市民運動と行政訴訟」

八ッ場ダムのような大きな事業でなくても
身近にある小さな水辺が
国のお金で破壊されるケースはあとを絶ちません。
 
身近な湧水地を埋め立てる工事に反対して裁判を起こし、
敗訴した人々が、明日、シンポジウムを開催します。
 
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第18回湧水シンポジュウム
環境市民運動と行政訴訟」~「落合川のホトケドジョウの
自然権(生きる権利)訴訟最高裁判決を受けての記念集会
 
東京都随一の湧水量・東久留米市落合川の河川改修のために
湧水地を埋め立てる工事に反対し、裁判に持ち込んだ
「ホトケドジョウの生きる権利訴訟」が昨年2月に最高裁で結審(敗訴)。
その1周年を期して各種環境市民運動による訴訟を検証するシンポジュウム。
 
日時:2013年6月29日(土)13:15~16:15
会場:東久留米市市民プラザ(シティーホール)
  ~西武池袋線東久留米駅西口からマロニエ富士見通り
   徒歩西に6分市役所1F~
主催:東久留米湧水・清流保全条例研究会
 
内容
1 総論 「日本における最近の環境市民運動と行政訴訟」    
    まさの あつこ氏(ジャーナリスト)
2 各論 
 ■「ホトケドジョウの自然権<生きる権利>訴訟」の意義
    担当弁護士   藤田 城治氏
 ■「絶滅危惧種ホトケドジョウの世界的価値」 
    出廷証人  宮崎 淳一氏(山梨大 准教授)
 ■「国立景観訴訟」~裁判に負けて判例で勝った「景観権」 
    上原 公子氏 (元国立市長)
 ■「八ッ場ダム建設反対訴訟」 
    深澤 洋子氏 (八ッ場ダムをストップさせる東京の会代表)
 ■「浜岡原発反対訴訟」~大地震で東京がメルトダウンの可能性 
    担当弁護士 只野 靖氏
3 パネルディスカッション 
「環境市民運動は行政訴訟にどう対応すべきか」
  コーディネーター まさの あつこ
  パネリスト 藤田城治、宮崎淳一、上原ひろ子、只野靖、深澤洋子
4 終了後 懇親会 会費500円 
(連絡先) 渡部 卓 tel 080-5420-3414
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お時間があれば是非。
 
主催者から「日本における最近の環境市民運動と行政訴訟」
を総論せよと無茶ぶりをされたときには、頭を抱えましたが、
人々は何に悩んで面倒な行政訴訟へと突き進むのかと考えると、
こうではないかという視点が整理できました。
 
こんな流れでお話をします。
1.行政の内部統制を求める市民運動
2.規制権限の不行使を補完する市民運動
3.政治判断を促す市民運動
4.住民投票条例の制定運動
5.自然の権利訴訟など行政訴訟に挑む市民運動
 

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