150.経済だけ優先したあげくに経済再生?
こちらからの続きです。
予定通り、1月11日に「日本経済再生に向けた」と枕詞をつけて、
補正予算(案)は10兆円と言われており、
緊急経済対策は20兆円になると報道されていたので想定内ではあるが、
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いわゆる「15 ヶ月予算」の考え方で、大型補正予算と平成25 年度予算を合わせ、来年度の景気の下支えを行いつつ、切れ目のない経済対策を実行する。
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とある。続いて
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その際、持続的成長に貢献する分野や日本を支える将来性のある分野に重点を置き、その中で特に、即効性や需要創造効果の高い施策を優先する。
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とあるが、小泉政権よりも前から延々と続けてきたことが、以下のように表現を少しだけ変えて書いてあるだけだ。
・密集市街地の改善整備の促進、避難所となる都市公園の整備等(国土交通省)
・河川・海岸・道路・港湾・空港・鉄道・航路標識・公園・上下水道等の防災対策(国土
交通省、厚生労働省)
・防災・安全に焦点を置いた社会資本整備のための交付金の創設(再掲)(国土交通省)
・全国ミッシングリンクの整備(国土交通省)
・住宅・建築物の耐震改修、建替え等の推進(国土交通省)
・東日本大震災を教訓とした地籍整備の推進(国土交通省)
・基幹的広域防災拠点支援施設の機能強化(国土交通省)
・気象観測施設の強化等(豪雨対策等)(国土交通省)
・構造材料の信頼性向上による国土強靭化の推進(文部科学省)
・官庁施設の防災機能強化等(国土交通省)
・物流施設の防災機能強化(国土交通省)
河川・海岸・道路・港湾・空港・鉄道・航路標識・上下水道等の老朽化対策(国土交通
省、厚生労働省)
自然資源も文化もつまりは未来へつなげる国の宝を見失って、経済のみ優先でやってきたこの国が、今になって「日本経済再生に向けた」というのは、あまりにもお粗末だ。
でかける時間が来たのでまずはコメントまで。
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