152.13.1兆円を一ヶ月でバラマク政府とは?
1月15日(火)朝、大臣会見に行った。政府発表が慌ただしい。
国会開会までのスケジュール感をまとめてみた。
★1月11日に日本経済再生に向けた緊急経済対策 閣議決定
以下のバラマキメニューの最後のページに金額が載っている。
経済対策10.3兆円
年金の2分の1を国負担 2.8兆円
補正予算が13.1兆円とされている。
★昨日、1月15日にこの13.1兆円の平成24年度予算(案)が通った。
これを年度内、つまり3月31日までに使い切りたいのだと閣僚達は考えている。
国会を2月ぐらいに通過するとすればたった一ヶ月で13.1兆円をつかう話である。
乱暴なバラマキ風が3月には日本中を吹き荒れる。
明らかに参院選対策(票田・財界へのバラマキ)であるとしか思えない。
★1月18日に税制改正大綱が出され、
1月28日に通常国会が始まる頃には、自民党バラマキ政権が完全復活する。
1月31日に上記の平成24年度補正予算案が提出されるとみられている。
★一方で、同1月15日に、
平成25年度予算の概算要求 (通常、前の年の8月末に出るものです)が
新たに自公バージョンに組み替えられて昨日閣議決定された。
ここに自公の要望が加わえてさらに膨らませるのだと言う。
(いくらに膨らむかは分からないが、与党議員達が地元回りや
大臣室で要請を受けた事業に手厚くなると考えるのが自然)
こうして水ぶくれした本予算案となり、国会に提出されることになります。
★民主党政権下で自民党が「国土強靱化基本法案」という絵に描いた餅を提出したが、
総選挙を機に廃案になった。
しかし、このままではこれが「予算」という裏付けを得ることになり、
2013年でありながら、日本は急速に少子高齢人口減少する中で
国のありようだけが異様に1940年代(国家総動員法時代)から1960年代に逆戻りする。
閣僚を先頭に暴走する行政を止められるのは国会(国民)だけだ。
« 151.江戸川で生き物が教えてくれること | トップページ | 153.八ッ場ダム計画の終焉(1) »
「取材現場から」カテゴリの記事
- 204.原子力ムラの癒着の証明(2013.04.03)
- 163.浜岡原発OKの安全基準(案)(2013.02.08)
- 152.13.1兆円を一ヶ月でバラマク政府とは?(2013.01.16)
- 145.地域にこそ未来がある。(2012.12.31)
- 144.コンクリートから人へはなんだったか(5 終わり)(2012.12.30)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント