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2013年1月14日 (月)

151.江戸川で生き物が教えてくれること

2013年1月13日、
「玉葉橋下の河川敷を掘削した後の様子を見に行く」という人々がいたので
「行かねば!」という直感の声に従って行ってみた。

田中利勝さんという知る人ぞ知る「江戸川の生き字引」のような方のご案内で
再生された湿地を見ることになろうとはまったく思っていなかった。

Photo(写真はクリックで拡大できます)

写真はその田中さんがひょいと池から拾い上げたヌマガイ(の殻)だ。
デカイ!どれぐらいでこんなにデカクなるのか、誰もまだ知らないのだという。

江戸川が太日川(ふといがわ)と言われた頃の歴史をすっ飛ばして言うと、
この場所は実は数年前までは河川敷だった。そして河川敷を人間が作る前には、
ヨシ原の中に無数の池が川沿いに存在し、生物の宝庫だったのだ。

2004年か2005年に、
江戸川の「流量を確保するために河道を広げる」必要が出てきたときに
この玉葉橋下の河川敷では、それを切り下げるというのが国土交通省の最初の案だった。

そこで、田中さん達は、河川敷をのっぺりと切り下げるのではなく
かつて江戸川沿いに無数にあった「池を再生して」欲しいと声を上げた。
国土交通省がその声をすくい上げて実現した。

つまり、広い河川敷を均一に切り下げるのではなく、
その一部を深く掘って副流を作り、
一部は、変化をつけて、大きさも、深さも様々な池を再生した。

2007年ぐらいから実際の工事が始まり、
2013年までの間にこんな場所へと再生したのだ。

Photo_6大きな池

Photo_9小さな池

Photo_10長い池

右上の出っ張りは掘削して池を作った後、川が作り出したもの

Photo_11水辺にはトリや動物の足跡

昨年末に「地域にこそ未来」があると書いたが、それを日々実感する。

1月19日に司会をつとめる利根川シンポ
ウナギが問う!生物多様性から考える利根川水系河川整備計画 」では
渡良瀬遊水池をフィールドにしてきた浅野正富さんや高松健比古さん
霞ヶ浦をフィールドに活躍してきた飯島博さんや浜田篤信さんが、
全国の開発現場で、自然保護活動に邁進してきた花輪伸一さん
利根川水系河川整備計画」はどうあるべきかを念頭において
独自の発信を展開される。
地域からのメッセージを多くの人に受け取ってもらえるよう大切な時間にしたいです。

Photo_12

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