127.三権分立はないまま8年
本日は八ッ場ダム住民訴訟の8周年記念シンポへ行く。
1都5件で住民訴訟が提起されてからすでに8年が経過したのだ。
しかし、まったく裁判とは無関係であるかのように行政は事業を進めている。
この住民訴訟は、究極的には、未来世代に必ずや損害を与えるであろう支出を止めるために行っているものだ。水が余ってダムは無駄だったことが分かった頃、水道代は上がるのだ。だから、その支出、ちょっと待った!と裁判をやっているのに。
そして、一方では治水の根拠資料にはねつ造があったことが裁判所に提出された資料と国会で提出された資料の違いで明確になった。それでも裁判長は行政事件訴訟法を活用して行政行為に待ったをかけないまま裁判をズルズルとやっている。脳みそが停止しているのだろうか。なぜ、ねつ造の事実を裁判所が分からないのか、認めないのか?
こんな司法が福島第一原発事故の遠因にもなっていることが明らかになってきたというのに。
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「ねつ造してまで八ッ場ダム?
〜どうなる!! 利根川水系河川整備計画」
2012年12月9日(日) 13時15分~16時30分
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講演 「ムダな公共事業を止められるか?」
五十嵐敬喜さん (法政大学教授、復興構想会議の専門委員)
「利根川・江戸川有識者会議の欺瞞」
関 良基さん (拓殖大学准教授 利根川江戸川有識者会議委員)
その他、詳細はこちら↓
http://yamba-net.org/modules/news/index.php?page=article&storyid=1770
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