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2012年11月17日 (土)

117.秋晴れの空の下の国交省正門前と「新・仕分け」

11月16日(金)、今日も秋晴れ。

午後1時、増税前に止めるべき公共事業があると
九州から北海道まで全国から国土交通省正門前に人々が集まった。

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目的はともかく市民の現れるところに現れる警官たち。

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増税した税金で無駄な公共事業をするなとの要請書を「会議室がないから正門で受け取る」としていた国交省は中に入れろという市民と押し問答。

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しかし、押し問答の末、人数を10人に絞って入ると、会議室に通されたと言う。会議室がないってウソじゃないかとブーイング。

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リニア新幹線9兆円、スーパー堤防12兆円、そして外環道は1兆3千億円。

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「ムダな公共事業をやめろ!中止しろ!」

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過ぎゆく車にもアピール。

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「石木(いしき)ダムは要らない!」「成瀬(なるせ)ダムは要らない」
「設楽(したら)ダムは要らない!」「サンルダムは要らない」「山鳥坂ダムは要らない」

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「国交省、聞いているか、八ツ場ダムも要らない!」

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「リニアは公共事業ではないがJR東海には3兆円の借金がある。まだやるのか。需要予測が過大だ。公的資金を投入したJALの二の舞になるのか」

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数々のムダな公共事業リスト。

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官邸前に移動。2時からの予定がすでに2時半・・・。
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国会前の銀杏は美しいが・・・・。

丁度その頃、この移動の通り道にあった中央合同庁舎4号館では
衆議院を解散をした野田レイムダック首相にハシゴをはずされた「新仕分け」が行われていた。

水資源開発促進法 立法と公共事業」P.72~73に書いた理由やその他の理由で
今さら期待も幻滅もしないと思っていた。

しかし、念のために見てみると、オープン・ガバメントのなれの果てともいうべき姿を呈していた。
・傍聴者を受け入れない、
・取材者は事前登録もしくは国会記者証が必要で
・たった4人の仕分け人が官僚軍団に取り囲まれ、ご説明を受ける。

奇妙奇天烈な 「新しい審議会ショー」だ。何が「新」なのかと見ると、
一部の国民しか利用してないツイッターで意見を寄せることが加わったようなのだ。
http://www.cao.go.jp/gyouseisasshin/contents/01/shiwake.html 
恐ろしいことになった。こんなことで「新・仕分け」と標榜しようとしていたのか。

恐ろしいのはこうした形式だけではない。

仕分けられる前提となっている来年度の「復興特別会計関係要求額」だ。
東日本大震災と原発事故に乗じた史上最大最悪の焼け太り、
政権交代が産んだモンスター官庁、モンスター予算の中身である。

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こんな概算要求を出させたまま、解散してしまったのである。

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コメント

コメント有難うございます。いえいえ、政権交代は必然でした。
官僚機構をコントロールできないと、する気がないと、できると勘違いしていると何が起きるかという問題です。原発推進党など滅相もない!

『政権交代が産んだモンスター官庁、モンスター予算』

政権交代がまずかった? 元の自民に戻せですか?!


政権交代しなければ、明るみにさえ出なかった事も、数々…

民主は確かにダメ!ですが、 

3号機が吹っ飛んでも、原発推進でブレナイ自民は、

最早、硬直加減が化石です。


格差広がる世界で、99%が気付き始め、動き始めています。

ここで、変われる国だけが21世紀を生き残るのでしょう。

この選挙、日本の国民は正念場ですね。

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