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2012年10月28日 (日)

96.利根川・江戸川有識者会議(17)捏造氾濫図についての大臣の認識Ⅰ

利根川の話に戻ります。

利根川の吾妻川流域で、
  (ところで、八ツ場ダム予定地では11月3、4日ネーチャーウォークが開催されます。
   秋の吾妻渓谷や現場がどうなっているかを見るチャンスsunです)
昭和22年に群馬県が作った
タテヨコのサイズが歪んだ正確でない氾濫図をもとに
国交省が日本学術会議に提出すべく作り直して
ついに山に洪水が登る地図になってしまったことを巡り、
国土交通大臣の認識が問われています。

  (これについては梶原健嗣さんの
  「捏造氾濫図が明らかになるまで」が明解↓
  http://blogs.yahoo.co.jp/spmpy497/7596419.html) 

先日、定例会見で記者に問われ、羽田雄一郎大臣は次のように答えていました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
2012年10月19日(金) 11:48 ~ 12:16
国土交通省会見室 羽田 雄一郎 大臣
http://www.mlit.go.jp/report/interview/daijin121019.html

(問)八ッ場ダムの関連ですが、利根川の河川整備計画を検討する有識者会議で、信憑性の疑われるような氾濫図が資料提供されて、それでなくても見直しを求める人達の不信は強いところにこのようなものが出てきて、さらに不信が強まったのかなという感じがするのですが、大臣の所感と氾濫図を撤回させる考えというのはあるのかどうか教えてください。

(答)新聞報道で知った訳でありますけれども、報道のあった氾濫図は、国土交通省から日本学術会議等に浸水図としてお示ししているものでありますけれども、これは群馬県が昭和22年に作成した群馬県水害被害図を基に、いくつかの前提を明示した上で提示しているものと聞いており、捏造という指摘には当たらないと考えてます。
ただこの浸水図は利根川の河川整備計画の目標流量の算出にも用いていないと承知をしており、八ッ場ダム建設推進の狙いというような指摘も、私としては当たらないと考えております。詳細については事務方にお聞きいただければと思います。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

大臣がこのことを新聞報道があってから初めて
慌ててブリーフされた(もしくはされたことにしている)のだということが分かります。

民主党の存在意義が問われ続けている問題であり、
逐一報告するよう命じておくべきことだと思うのですが・・・。

目標流量の算出に用いていないと言っても、
目標流量と同じ値である17,000m3/sとしている観測推定値と
計算値21,000m3/sを説明する4,000m3/sを説明するデータは
この捏造図を除いて他にはない
にも関わらず、
その意味はブリーフされていないことになります

それは説明者が国交省である限り、当然のことですが、
官僚の説明を鵜呑みにする姿勢こそは旧政権のものでした。

最近、選挙モードの報道が増えていて、司会などが
民主党政権は国民に期待されて政権を取ったのを裏切った」と
喋っているのをよく耳にします。
しかし、もう、忘れてしまったのでしょうか、
「もう自民党はたくさんだ!」という消去法こそが
民主党が政権をとれた本当の理由ではなかったでしょうか。

その事実を踏まえなかったことが、民主党の最大の失敗の理由ではないでしょうか。
自民党と同じことをやっていては捨てられるという単純なことが
どうして分からなかったのでしょうか。

上記の定例会見に私も足を運ぶべきでしたが、行かなかったことを後悔・・・
しても仕方がないので、先週金曜日に行ってきました。
(続く)

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 八ツ場ダム中止宣言の後に地元で何が起きていたか
 マスメディアがとりあげなかった現象についても記録しました。

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