« 83.人体実験が可能な国 | トップページ | 85.利根川・江戸川有識者会議(7) 河川法16条の2 3項の解釈 »

2012年10月14日 (日)

84.放射能ゴミの扱いについて

福島第一原発から飛んできた放射能がもとで出てくる
「指定廃棄物」の処理問題が暗礁に乗り上げている。
暗礁に乗り上げて当たり前のやり方を繰り返しているから当たり前だ。

これ を読んだ永田町ムラ住人から相談を受けたので、
「ドラスティックなアイデアならある」と言うと聞きたいと言うので
1時間ほどで提案を書き上げて持っていった。

「ドラスティック」と言っても、民主主義国家として当然の案でしかない。

こうした提案をしても反映された試しがなく、徒労感ばかり増すので、
今回は相談された先にことわった上で公開させていただくことにする。

これが最適な策であると胸を張るつもりはなく、よりよい提案となるよう叩いていただければ幸い。こういったプロセスすらなく独断で決めようとした環境省(政策決定者)が参考にしてくれれば、私の深い徒労感も軽減するというものだ・・・。

アイデアは「国が決めた処理方針を白紙に戻す」ところから始まる。
カギは、全員参加での合意形成で、かつ
処理しない(ゼロ・オプション)場合の代替案の提案であり、
合意形成の場に参加できなかった人の異議申し立て権を確保することが最重要だ。

Photo_2

提案相手からはお金がかかるではないかという指摘と、以下のような質問が出た。

Q:電源構成なんて誰でも知っているでしょう。
 地域(電力会社)によって少し違います。自分の地域でどうなのかということを正確に知る必要があります。自分も原子力を使っているということをあえて、自治体単位で知った上で考えることが重要なんですよ。自分の無関心も福島第一原発事故の原因なんです。そのことから受け止めないと始まりません。それでも原子力を使い続けるのかということに関わるんです。
自分の知的レベルで「誰でも知っている」と考えるのは大きな間違い。

Q:航空モニタリング結果 (自治体ごと)について、すでに公表されていることを切り取って、わざわざ明らかにしたら意図的な情報に見える(色が濃いところに持っていけという意図に思える)。
 事実を知らせて何が悪いですか?
・公表されていることを知らない人がほとんどでしょう?隠しているに等しい。
 濃いところはそもそも住むべきところじゃないのではないですか?チェルノブイリ事故からも明らかでしょう?
・もう少し、国民を信頼したらどうです?

Q:どの市町村も真っ黒な地図(どこもダメというネガティブマップ)を県に差し出してくるでしょ?
 それならそれでいいんです。真っ黒な地図からスタートすればいいんです。
 もう一度持ち帰って優先順序で濃淡をつける。本当に守らなければならないものは何なのか、ゼロから考える。
 エゴをむき出して皆で議論をすればいいんですよ。
 NIMBYむき出しでいいんです。
 全部ダメなら、そのかわり、自県で処理しないのであれば、どうすべきかの代替案を出す。仮置き場に置いておくのか、他へ持っていくのか。
 根が深いんです。エネルギー選択まで関わるんですよ。

Q:福島には持っていかないという前提すら白紙に戻すのか。最後は福島に持っていけという議論になるのではないか。
 福島県も交えて議論すればいいが、日本人は優しいんです。そんな結論になるでしょうか。
 私自身は居住不能地域を設定してそこに持っていくのが合理的だと思います。居住不可能地域の設定については政府・東電会見で細野さんに質問をしたこともあります。私は冷たい人間ですが、日本人は優しいです。どこかに押し付けようという話になるでしょうか。わかりません。だからすべてを公開して率直に議論するしかないんです。

Q:最終的に決まらなくても、環境省(国)の責任ではないという案なのか
 何言ってるんですか。環境省の所管ですから最後まで責任があるんですよ。

ちゃんとした決め方で決めないと100年戦争ですよ、と言って帰ってきた。

記事にも書いたが、「指定廃棄物」は法律で定義されているだけで、
処理方法は環境省の裁量で決まっている。そして
奇妙な形で、法的拘束力のない押しつけになっている。

それをどう変えるかは、
日本の「政策形成」プロセスのすべてと整合すべきで、
これから書かなければならない八ツ場ダムの上位計画である
利根川水系河川整備計画の策定にも通じる。

「政策形成」プロセスの抜本改革こそが、
長期自民党政権が成し遂げるべきで、成し遂げなかったことであり、
それに続く平和ボケしたお任せ民主主義の上に樹立した民主党政権が
こぞって取り組むべき課題だった。

政策形成プロセスの改革はどこから始めてもいいが、
すべての分野でやがては通過しなければならない。

ところが、困ったことに、

現在の為政者は弱い者が泣き寝入りすると「偽りの学習」をし続けており、
例えば、長く続く官邸前デモすら、それが何を意味しているのかすら分からず、
いつかは消え、秩序が回復されると思ってふんずり返っている。

どうしましょうかね?

« 83.人体実験が可能な国 | トップページ | 85.利根川・江戸川有識者会議(7) 河川法16条の2 3項の解釈 »

放射能を封じ込めよ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1651265/47448338

この記事へのトラックバック一覧です: 84.放射能ゴミの扱いについて:

« 83.人体実験が可能な国 | トップページ | 85.利根川・江戸川有識者会議(7) 河川法16条の2 3項の解釈 »

2015年6月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
無料ブログはココログ