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2012年10月 6日 (土)

80.利根川・江戸川有識者会議(6)速報を追えるところ

10月4日の第6回利根川・江戸川有識者会議は、関東地方整備局から
いつもよりは1日早い(トホホ)3日前に開催案内が流れた。
資料はこちらhttp://www.ktr.mlit.go.jp/river/shihon/river_shihon00000204.html

私は発信が鈍いので、これに関する最新情報がいち早く網羅できるページは以下の通り。
 関東地方整備局
 八ツ場あしたの会
 八ツ場ダムをストップさせる埼玉の会
 どうする、利根川? どうなる、利根川? どうする、私たち!?

●委員に加わった関良基さんが、意見書を出しています。必読です。
八ッ場ダム93通のパブコメを受けての意見書(9月28日)
http://blog.goo.ne.jp/reforestation/e/975ee4d7e8f024b9d235768bc03b1452
目標流量の議論の前に考えるべきこと(9月28日)
http://blog.goo.ne.jp/reforestation/e/975ee4d7e8f024b9d235768bc03b1452 
「緑のダム」効果 大雨時ほど鮮明 東大演習林での研究結果(9月25日)
http://blog.goo.ne.jp/reforestation/e/da6f3c16a35f2ede3b413981a3662a71 
4年半ぶりの利根川・江戸川有識者会議の開催について(9月25日)
http://blog.goo.ne.jp/reforestation/e/0846e94f5d0f5b155bbbc897aef705e2 

● また、利根川市民流域委員会が「利根川・江戸川有識者会議」に
出し続けている要請書は以下で見ることができます。

利根川水系河川整備計画の策定に関する要請(1)
(計画策定の基本的な事項について)
http://tonegawashimin.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/post-9084.html 
利根川水系河川整備計画の策定に関する要請(2)
(治水安全度と目標流量について)
http://tonegawashimin.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/post-0b18.html 
利根川水系河川整備計画の策定に関する要請(3)
(利根川水系全体の河川整備計画の策定と有識者会議運営の改善)
http://tonegawashimin.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/post-261c.html
利根川水系河川整備計画の策定に関する要請(4)
(日本学術会議の検討報告への疑問)
http://tonegawashimin.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/post-2a6e.html

● 私自身も、目標流量という偏った論点だけを出してきたことについて
批判だけしているのは潔くないと考えて、以下の提案書を10月4日、
エイヤと書き、事務方さんにお願いをして有識者に配布をしてもらった。
取材者が議論に貢献してはいけないという遠慮がこの国をダメにすると思うからだ。

3.11後に策定される利根川水系河川整備計画に関する提案書

利根川・江戸川有識者会議 委員各位
利根川・江戸川河川整備計画関係都県会議 委員各位
関東地方整備局長 森北佳昭様、河川部長 泊宏様

利根川水系河川整備計画策定にあたり、当方が取材・研究活動を通して得た政府情報をもとに、ご提案を申し上げたく、以下、ご配慮のほど宜しくお願い致します

2006年の計画策定手続開始からは6年、この間の国家財政、人口構成、環境の変化が著しいことは言うまでもありません。ことに東京電力福島第一原子力発電所事故による放射性物質汚染の広がりは、官民のモニタリング調査によって実態が把握されつつあります。文部科学省を事務局とした「統合モニタリング計画」では、各省が分担してモニタリングを行うものの、公共水域の底質の放射線物質は移動し、除去しても森林・土壌から流入し続ける等の理由で、陸地の除染が優先されています。水域の底質の放射線物質によって影響を受ける生態系を含めた河川環境の保全は保留状態にあると言っても過言ではありません。

一方で、国と自治体の双方で、河川事業から派生する浄水、同じ国交省所管の下水事業で、放射性物質が高濃度に濃縮された汚泥処理に人員や財政が割かれる状況が始まっています。最終処理費まで含めた税負担を勘案し、財政上の抑制定が河川整備においても政府の一機関として求められるべきところです。

また、地震活動の活発化と集中豪雨の頻発化による複合的災害も考慮した優先順序づけが必要になってきているところです。

そこで以下、提案します。

1. 利根川流域における河川・湖沼・ダムにおける放射性物質による汚染状況についての住民との情報共有。そのために、利根川水系河川整備計画の中に河川管理上の課題として「統合モニタリング計画」を位置づけ、汚染状況を可視化すること。(理由①「河川環境の整備と保全」は河川法に位置づけられている重要事項です。理由②社会や自然状況の変化に応じて自然資源の順応的な管理を行うことが国際的には進んでおり、日本でも2010年3月に閣議決定された「生物多様性国家戦略2010」(P.59)で、「人間がその構成要素となっている生態系は複雑で絶えず変化し続けているものであることを認識し、その構造と機能を維持できる範囲内で自然資源の管理と利用を順応的に行うことが原則」とされています。)

2. 1および1に基づく対策、住民を含めた情報の共有・協議の場作りに必要な予算措置を行うための河川整備にかかる全体的な財政抑制。(理由:「関係住民の意見を反映」することは河川整備計画を策定するにあたっての重要事項です。)

3. 国土交通省の「平成24 年7月の九州の豪雨災害を踏まえ、全国109水系の直轄河川管理区間における堤防の緊急点検結果」(別紙:流域住民に分かりやすい情報整理)やそれ以前に行われてきた詳細点検結果(利根川では62%が要対策区間)に基づいて、河川整備の優先順序つけを、住民との情報共有・協議の場を設定した上で、利根川水系河川整備計画を策定すること。これは、河川法の重要な目的の一つである「公共の安全を保持」することに寄与します。(理由:「降雨量、地形、地質その他の事情によりしばしば洪水による災害が発生している区域につき、災害の発生を防止し、又は災害を軽減するために必要な措置を講ずること」は河川整備計画上の重要事項です。)

まさのあつこ(フリーランス・ジャーナリスト)

別紙こちらこちらなど

10月4日、これを出して帰りにつぶやいたのはこんなことです。

●今日の利根川江戸川河川整備計画有識者会議に以前、捏造だよと指摘された資料がまた出た。昭和22年の洪水氾濫図をもとに国交省が作り直した資料には、もとの図では氾濫していない所まで氾濫している。しかも、そこは丘の上。この資料を撤回しろと指摘され、(続

●国交省関東地方整備局河川部長泊宏さんは「当時の正解な資料がなく、ある資料で作った」と。その当時の資料にもあやまりが指摘されているのに、さらに転写で丘まで氾濫させて、大きな洪水があったことにして、ダムの必要性を演出。ひど過ぎる。(続

●そんな不確実性の高い昭和22年のデータは落すべきじゃないですかと、宮村忠座長にぶら下がり取材で尋ねたが、そうは思わないそうだ。(続

●八ッ場ダムの必要性を主張できる唯一の実際の大洪水データから作った「捏造氾濫図」を捨てられない国交省を擁護しているとしか思えない。それが捏造だと指摘され、捏造ではないと否定すらできず、ある資料で作りました、としか言わない国交省なのに。(続

●どんだけのウソの上に築かれた国だろうか。

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