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2012年9月17日 (月)

66.ラジオレスナーから届いたメモ

今朝、メーリングリストで受け取ったメールにこんなものがあった。
(改行と太字はいじらせていただきました)

つけたしを文末に追加

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
日経BP社 統合コンテンツ局長の渋谷和宏氏が
今朝のTBSラジオで面白い話をしていました。

利根川水系8ダムの平気貯水率が38%で過去3番目のひどい渇水で、
10%取水制限が始まったが、給水制限には至っていないので、
都民の生活に影響はなく、東京都水道局のホームページには、
「水道局では、利根川水系の貯水量の低下に伴い、9月3日に、
「東京都水道局渇水対策本部」を設置しました。
都民の皆さまには、より一層の節水に御協力をお願いします。」
とは書いてあっても、このまま降らないといつごろには給水制限になるから、
どれだけ節水してくださいというような書き方ではなく、
深刻さがうかがえないので、あることを勘ぐってしまうというのです。

あることとは、2010年度の東京都の1日最大給水量は490万トンだが、
最大だったのは1978年の645万トンだった、水源は680万トン持っている

しかし東京都は右肩上がりの水需要予測の下に
水源の確保に投資してしまっているが、
人口減少と節水機器の普及が予想され、
2020年度には490万トンより低いと見るのが常識的だ、
だから本当は水余りの状態にあり、過剰投資が批判されている、
都民に真剣に節水を呼びかけたら、節水行動が定着してしまい、
ますます水余りが明白になってしまう、
だから節水をあまり真剣にやってほしくないのが本音ではないのかということです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ラジオをこんなふうに咄嗟にメモることができることに感嘆します。
内容にも同感です(万が一、この方の聞き間違えなどお気づきの方はお知らせくださいませ)
節水なんかされたら(赤字で)困る水道事業者は今後は続出だと考えてもいいですね。
水源を開発し過ぎる(過剰投資し過ぎる)と水は余る。
人口が減り、節水意識、節水技術でもっと余る。

神奈川県でもあった話です。宮ケ瀬ダム開発に乗った川崎市は、
美味しい井戸の水や、身近な多摩川の水を放棄して
「契約」で使わなくては仕方がない遠くのダムから水を引いてきます。
参考→http://yambasaitama.blog38.fc2.com/blog-entry-1661.html

東京都(石原知事)が、利根川で水がもっと欲しいというのが本当なら
川崎市が使わない水をもらえば皆助かる。
でも、それをしないで八ツ場ダムが必要だと言い続けたのは何故か?
答えは「科学する心」があれば専門家でなくても分かるはずですね。

利根川、荒川、多摩川と東京都の位置が分かるように、国交省資料から地図を張り付けておきます

Photo

出典:利根川水系河川整備基本方針の資料(PDF 59/122頁)より

さて、上記を取材に出かける直前に放り込み、書き込んだ人に
お名前を出しても差し支えないかを聞くと構わないというお返事と
以下の付け足しが来ましたので追加します。

======================
渋谷さんの話の後で、森本毅郎氏が
「それってほかの問題と似た構造じゃありませんか」といい、
「そうなんです。電力会社も全く同じことをやってきたんです。
需要が増えると予測して、どんどん発電設備を増やしちゃうんです」と続きます。
======================
以上、高橋比呂志さんの書き込みのご紹介でした。

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