2015年6月19日 (金)

最上小国川

山形県にお住まいで、最上小国川ダムを作ってはいけない、不要であると考えて、前回の県議選ではじめて直接自分の声を反映させようと立候補して敗れたチャレンジャー、高桑順一さんから、メールをいただいた。 このサイトでの公開の許可をいただいておいたので、遅くなってしまったが、そのまま貼り付ける。
 
~~~~~高桑順一さんからの便り以上~~~~~~~~

5月18日、最上小国川ダム下流部での水質調査に同行し、ダム予定地の状況をみてきました。まだ、川の中での工事には着手していませんでしたが、小国川漁業協同組合の名前で、赤倉堰堤下流200mまでの範囲が漁業禁止区域ななっている旨を表示する看板がありました。 沼沢前組合長の無念の声が聞こえてきそうです。 立ち入り禁止の表示がなかったので、下流部の工事用道路を歩いて、ダム予定地へ行きました。素晴らしい美しい渓谷美に吸いこまれそうでした。この素晴らしい渓谷が、ごくごく一部の人間の利益のために、あと数カ月で永久に消滅させられるかと思うと、胸の詰まる思いでした。写真1枚添付しました。

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~~~~~高桑順一さんからの便り~~~~~~~~

2015年3月31日 (火)

「リニア中央新幹線問題から考える~環境影響評価法の現状と課題~」

転載歓迎情報の転載です。
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「リニア中央新幹線問題から考える
~環境影響評価法の現状と課題~」
     4月14日 (火) 午後 6:30~8:30
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環境分野の市民参画条約であるオーフス条約の3本柱は、
市民の①情報へのアクセス権、②意思決定に参加する権利、
③司法アクセス権(訴訟の権利)です。
環境影響評価法では、環境に関する意思決定に市民が参加
できる仕組みが用意されています。しかし、実際に環境
影響評価法によって市民が参加し、事業による環境への影響
を低減させることができるのでしょうか。今回は、これまで
リニア中央新幹線事業の環境影響評価に携わり、意見を提出
してきた日本自然保護協会の辻村さんから、環境影響評価法
の現状と問題点をご報告いただき、市民が意思決定に効果的
に参加するための課題について議論をします。
 
■日時:4月14日 (火) 午後 6:30~8:30
■場所:弁護士会館10階1003D号室
(東京都千代田区霞が関1丁目1−3)
アクセスはこちら http://niben.jp/access/
 
■講師 公益財団法人日本自然保護協会(NACS-J)
辻村千尋(つじむらちひろ)氏
1967年東京生まれの47歳。東京学芸大学修士課程修了、
修士(学術)。専門は、地理学・地生態学。地形や地質と
その上に形成される生態系や文化の繋がりから、地域の個性を読み
解くことを専門としている。
著書に、「身近な環境を調べる」(古今書院、分担執筆)、
「図説日本の山」(朝倉書店、分担執筆)
現在は、公益財団法人日本自然保護協会の保護研究部保護室主任で、
リニア中央 新幹線問題や、国立公園での地熱開発問題などの保護
問題を担当。
 
■参加費 無料/事前申込 不要
■主催 オーフス条約を日本で実現する NGO ネットワーク(オーフス・ネット)
■共催 グリーンアクセスプロジェクト
第二東京弁護士会・環境法研究会
 
■お問合せ オーフス・ネット事務局 粟谷
(E-mail jimukyoku★aarhusjapan.org)★=@

2015年1月21日 (水)

392.東電事故による放射線被害を最小限に抑えるために

環境省が設置した「東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う住民の健康管理のあり方に関する専門家会議」が「中間取りまとめ」を行い、同省はそれを踏まえた「当面の施策の方向性(案)」をパブコメにかけた。以下は、私が送った意見です。

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意見
1.施策案に最低でも以下の2点を加えるべきです。
(1)放射線防護のために、少なくとも放射性物質汚染対処特別措置法で定める除染特別地域や汚染状況重点調査地域に指摘されている地域の住民に対し、避難する選択肢(権利)を与えること。
(2)健康調査(甲状腺がんを含めて)の範囲を福島県境で区切るのではなく、事故前からあった本来の公衆の被ばく限度1mSvを越えている地域に広げ、疫学調査としても位置づけた上で、妊婦、乳児、幼児、児童・生徒、および妊娠可能な女性に対して行うこと。

2.今回の施策案は専門家会議の「中間取りまとめ」を踏まえていますが、今後もこの専門家会議を継続するのであれば、放射線防護の基本、高線量による確定的影響および、LNTモデルが採用されている低線量被ばくによる確率的影響の双方から人々を防護する重要性と「原発事故子ども・被災者支援法」の第13条等など、専門家会議の設置の意味についてよく理解した専門家のみを選任しなおすべきです。今回の専門家会議の審議の中でも省庁横断的な会議の設置も提案されていました。その案を環境省施策案として採用することが妥当であると思います。

理由
○「除染」と「避難」は放射線防護措置として異質ではあっても同様の効果をもたらします。片方を推進し、片方を推進しないことは、整合性がありません。被災者には最低でも選択肢が与えられるべきです。

○「原発事故子ども・被災者支援法」の第13条2項は、国は、子どもである間に一定の基準以上の放射線量が計測される地域に居住したことがある者(胎児である間にその母が当該地域に居住していた者を含む。)やこれに準ずる者の健康診断は、生涯にわたって実施されることとなるよう措置することを求めています。専門家会議はこのことを議論していません。中間取りまとめにもこれに関する記述がまったくありません。環境省施策案にも一言たりとも触れていません。

○「原発事故子ども・被災者支援法」の第13条3項は、国に対し、被災者たる子ども及び妊婦が医療(東電事故による被ばくに起因しない負傷や疾病を除く)を受けたときに費用を減免するための施策やその他被災者への医療の提供に必要な施策を講ずることを求めています。専門家会議はこのことを議論していません。中間取りまとめにもこれに関する記述がまったくありません。環境省施策案にも一言たりとも触れていません。

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このことを巡ってはYahoo!で4回に渡って発信をした。

議員立法「原発事故子ども・被災者支援法」13条の行方(上)
議員立法「原発事故子ども・被災者支援法」13条の行方(下)

誤用情報を根拠に放射線影響を含めた健康管理施策案を環境省がパブコメ(上)
誤用情報を根拠に放射線影響を含めた 健康管理施策案を環境省がパブコメ(下)

1992年に地球サミットで採択された「リオ宣言」第15原則(予防原則)を噛みしめたい。後手後手に回った公害対策が教訓となって生まれた国際的な合意である。今回もすでに後手に回っている中でこれ以上の遅延は許されない。

2015年1月10日 (土)

391.国民の参加を意図的に排除しているとしか思えないパブコメで年が始まる

生まれて初めての体験も含め色々あったにもかかわらず、
肉体的にも精神的にも辛さは意外にも感じない年末年始だった。
一段落ついた夕方から高熱を発し、ほぼ24時間眠り続けて
疲れが全部、抜けきった感触があった。高熱でリセットができた。
 
やっと今年が始まったような、なんでもできる気分で
仕事を片付ける準備運動の気持ちでメールをダウンロードすると
再エネがピンチだ、今日が締め切りだというメールが飛び交っている。
気になってはいたが取材は無理なタイミング・・・。
そういう場合にできることは一国民として1億2千万分の1の責任を果たすこと。
 
中身を除くと
その書きぶりにとムッと来た。日本語として理解不能だ。
そのくせ、書き始めようとすると、
書き方には細かい注文 が書き込みできないPDFでついている。
意見を言いたい該当箇所と意見と理由を、あれば出典をつけよというのだ。
なんと傲慢な!
 
短気なのでカッとしながら以下6点ほどの意見を電子メールで送った。
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新エネルギー対策課
再生可能エネルギー推進室 パブリックコメント担当 宛
「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法施行規
則の一部を改正する省令案等」に対する意見【No.1】
[御意見]
・該当箇所
1頁1段落目および2段落目
「複数の一般電気事業者(以下「電力会社」)で回答保留が生じている状況を踏まえ」
「新エネルギー小委員会及び系統WGにおけるこれまでの検討結果を踏まえ」
・意見内容 
国民から意見を引き出すための丁寧な情報提供とともにパブコメをやり直すべきです。
・理由(可能であれば、根拠となる出典等を添付又は併記して下さい。)
1.この問題を追っていない国民からすれば、「複数」とはどこの電力会社なのか不明です。
2.「回答保留」がなぜ起きているのかも、この概要ではわかりません
3.「これまでの検討結果」とは何かも分かりません。それと今回の改正案が一致しているのかしていないのかも分かりません。
4.少なくとも現行の「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法施行規則」のURLぐらい「意見公募要領」に含めるべきです。
以上4が掲載されているWGの議事録や資料のURLを示すなどをきちんと示し、国民にとって学ぶ機会とすべきです。国民はヒマ人でもバカでもありません。なぜ、パブコメを国民の理解を深める機会としないのでしょう。
 
「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法施行規則の一部を改正する省令案等」に対する意見【No.2】
[御意見]
・該当箇所
1頁1段落目
「複数の一般電気事業者(以下「電力会社」)で回答保留が生じている状況を踏まえ」
・意見内容 
複数の電力会社で回答が保留しているからといって、一律に改正をすることにどのような意味があるのかという説明と共にパブコメをやり直して下さい。
・理由
松山泰浩(まつやま・やすひろ)新エネルギー対策課長によれば
問題が起きたのは九州、北海道、東北、四国、沖縄で、「東京電力や関西電力、中部電力の管区内はまだ接続余地が十分あり、そこで事業をするのであれば、そうした問題は発生しない。これらの管区だけで全国発電量の6~7割を占める。今までは地価の安い一部地域で投資ラッシュが起きている」と言います。
一律な制度改正をする理由がわかりません。九州などでそうしてことを起きたのをこれ幸いに、第六条(接続の請求を拒むことができる正当な理由)を拡大するのかと思わせられます。
 
「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法施行規則の一部を改正する省令案等」に対する意見【No.3】
[御意見]
・該当箇所
1頁 1.太陽光発電・風力発電に係る接続ルール見直し(施行規則第6条第1項第3号イ関係
・意見内容
「(接続の請求を拒むことができる正当な理由)第6条第1項第3号イ」についてとの見出しをつけるべきです。丁寧で正直な説明と共にパブコメをやり直してください。
・理由
「再生可能エネルギーの接続可能量を拡大するため」と繰り返し出てくるので、混乱のもとです。
 
「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法施行規則の一部を改正する省令案等」に対する意見【No.4】
[御意見]
・該当箇所
1頁 1.太陽光発電・風力発電に係る接続ルール見直し(施行規則第6条第1項第3号イ関係)(1)太陽光発電・風力発電に対する出力制御の対象範囲の見直し
・意見内容
「再生可能エネルギーの接続可能量を拡大するため」「500kW以上の太陽光発電・風力発電が行うこととなる出力制御について、500kW未満の太陽光発電・風力発電についても対応していただくこと」は意味不明です。丁寧で正直な説明と共にパブコメをやり直してください。
・理由
「再生可能エネルギーの接続可能量を拡大するため」とありますが、実際は、現行では500kW以上の太陽光発電・風力発電に対して行われる出力制御を、500kW未満でも出力制限を行う、つまり出力制御の拡大です。詐欺的なパブリックコメントです。
 
「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法施行規則の一部を改正する省令案等」に対する意見【No.5】
[御意見]
・該当箇所
2頁目(2)「30日ルール」の時間制への移行
・意見内容
課長がマスコミに対して答えることとも矛盾します。30日を720時間とすることでどのような意味があるのかを説明すべきです。丁寧で正直な説明と共にパブコメをやり直してください。
・理由
「見直し案では、太陽光発電の接続申し込みが殺到する上記5社及び北陸電力、中国電力において、申し込みが接続可能量を上回った場合、電力会社は現行ルールの上限30日を超えて無補償の出力制御を行うことを前提に接続することが可能になる。」と、拡大されるのは、接続可能量ではなく、制御の日数ではないですか?意味不明です。
 
「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法施行規則の一部を改正する省令案等」に対する意見【No.6】
[御意見]
・該当箇所
3頁目6.将来的に系統への接続が可能な枠が増加した場合の対応(新設)
・意見内容
接続可能枠は、原発事故以前30年ではなく、過去3年半を土台に接続可能量として算定した上で定めるべき、その上で、この規則改正は行うべきです。
・理由
――大震災前30年間平均の原子力発電稼働率を前提に接続可能量を決めたことを問題視する意見も多い。との問いに課長は「接続可能量は、将来の原発の稼働状況によって変わってくる。原発依存度が低下すれば、再エネの導入余地は増える。また、電力システム改革によって、今はほとんど活用されていない地域の連系線も活用されてくれば、全国規模で電力の相互融通が可能になる。つまり、長期的には再エネの出力制御が少なくなる方向へ行く」と答えている。
それならば、過去3年半の原発「低」依存度をもとに、原子力基本法、電源開発促進税法、電源開発促進対策特別会計法、発電用施設周辺地域整備法、原子力損害賠償法の改正こそ先に進めるべきです。
 
「パブコメ形骸化は行政手続法違反」
問題はこの後だ。
パブコメメールが飛び交っていたMLに参考になるか分からないけど
一国民として送ったものを共有しますと上記を共有したら、
という記事のURLが送られてきて、見ると
今日の午後5時に締め切って、月曜休日でお休みで、火曜に省令改正を施行する」と
書いてある。ん?今日の5時なんて書いてあったか?と
回復途上の体力を振り絞ってもう一度パブコメサイトを見ると、
やっぱり2015年01月09日としか書いていない。
そりゃ23:59までだろうと思いつつ
もしかして、ともう一度、意見公募要領を見ると
「※FAX、電子メールの場合は午後5時まで」と書いてある。
 
パブコメでも書いたように、パブコメを頼む側は、元の規則の場所も
ワーキンググループのサイトも資料も議事録も何ひとつ丁寧に情報提供しない。
(見たければ自分で探してみろ、という態度で)
 
その上、送る側には、意見公募要領と意見公募様式をわざわざ分けて、手間を増やし、
しかも、「改正の概要」のみ。「正式版」があるのかないのかも分からない。
それで、ご意見ください、の上に、なに?3連休があけたらもう施行?
 
ガックリきた、と思ったら今度は、河野太郎議員のメルマガ
省令改正を1月13日にやると経産省が言ったのは、
自民党の再生可能エネルギーに関する委員会の席上だったことを知る。
 
パブコメ欄には1月中旬と書きながら自民党には13日と。
しかも9日締め切り後、3連休(10,11,12)を経た13日とは!
さらに、河野議員が文句を言うと、それは延期となり、
1月15日朝、自民党の委員会にパブコメの結果を報告するという。
 
狂っている。
この国は狂っている。

2014年12月29日 (月)

390.「白票を投じた」から始まった投票の「質」の話

今回の衆院選では「白票を投じた」という書き込みがネット上には多く飛び交ったが、あるメーリングリストでも、自分は迷った挙げ句に「白票」を投じたという書き込みがあった。

それは単に「白票」を投じたという報告ではなく、「今回の選挙」はやむを得ずそうしたが、次の選挙ではそうしたくない。今後はどうしたらいいかと自問し、各政党への働きかけと、有権者への働きかかけの二つが必要だと思うので、自分にできることから少しづつやっていきたい、というものだった。

それに対し自分はこう思う、と多くの意見が寄せられ、「白票は残念」だという意見に賛意を寄せた74歳の方のメールが目に飛び込んできた。思わず、転載の許可をいただいた。以下、是非、読んでいただきたい(改行のみ一部変更させていただいています)。

======以下、転載=====================

神奈川在住、74才の年金生活者の扇谷正紀(オウギヤマサキ)と申します。
私は○○さんのご意見に全面的に賛意を表します。
私には孫が三人います。

父の兄弟は3人とも兵隊で戦地へ行き、二番目の弟は戦死。
父が故郷から戦地へ向かうとき、万歳の声に囲まれ、
母は父と一言も別れの言葉もなく近寄ることさえ許されず、
ただ4才だった私を高く掲げるのが精いっぱいだっと
後年何度も話しました。父は幸いに無事帰国しました。
私たちは戦後の70年を平和に暮らしました。
何という幸せなことだったのでしょう。

願いはただ一つ、孫たちや息子たちにもこの平和の永遠なれを祈るだけです。
そのための意思表示、それが民主主義における一票の行使です。

白紙投票を語る方はおられますが、私は反対です。
それを受け止めるほど繊細な議員はいないと私は思っています。
単なる無効投票になるだけです。意思表示にも何もなりません。

以前、自民党で反原発の河野議員の講演会を聞きました。
その中で彼は反対運動での署名運動が議事堂では
単なる紙が集まったということでその箱はただちに倉庫行きだと語っていました。
「それなら一体私たちはどうしたら良いのですか!」という怒りの声に、
彼は「一票の行使です。国会だろうと地方だろうと
議員と名の付くものが一番怖いのは一票の行使。
だから署名運動も結構だけど議員にアプローチし、
意見を絶えず伝えることです。」と言いました。

以来、私はまず選挙区の国会議員、県会議員、市会議員の名簿作りから始めました。

かなりの議員はHPもありアドレスもありますが
アドレスは双方向ではなく議員からの一方通行が多いのに驚きました。
それでも質問をぶつける、後援会に入会するなどして情を整備しました。
これを始めて4年になりますが、
数名の議員とはメールのやり取りができるようになりました。
(どこまで読んでいるかはわかりませんが)私の地域の問題として
リニアや地下鉄の延伸、或は廃棄物の問題等について
私の意見を発信していこうと思っています。
その結実が「一票の行使」だと思います。

○○さん、子供たちのためにそしいて自分のために諦められませんよね。
ご健闘をお祈り申し上げます。
     12/24 扇谷正紀

=========転載ここまで=========

選挙が終わるたびに、その結果は「量」で語られ、量が分析されてきた。
それは当然ではある。

しかし、同時に1票は、「質」を語り、その質を高め、
質を伴う投票が増えることが、とても大事ではないか。
投票の質の変化が「量」の変化も引き起こすのではないか。

・・・蛇足だが、議事堂で紙になる署名運動とは「請願」のことを指すと思う。
私もかつて国会内で仕事をしたものとして、
それがあっという間に「紙」になるプロセスを目にした経験を持つ。
しかし、「請願権」は憲法と請願法に保障された権利であり
投じる側ではなく受け取る側が、
その処理の仕方を向上させるべき問題であることを言い添えておきたい。

来年もどうぞよろしくお願いします。

2014年11月 6日 (木)

389.転載【奥木頭からのご案内】山の暮らしの写真展11/10~24開催

各位(BCCで失礼致します/転載歓迎)

玄番隆行(一般社団法人イコールラボ)と申します。

徳島県那賀町木頭北川・折宇地域のボランティアベースの町づくり協議会である「奥木頭さとづくり協議会」主催で、このほど写真展を開催致します。
(共催:徳島大学地域再生塾・丹生谷応援団、協力:徳島県集落再生室、那賀町地域おこし協力隊)

現代に生きるわれわれは様々な問題に直面しております。高度成長期以降、急速に人々の価値観が変化し、特に、コミュニティや教育、働き方において検証し直す時期が来ているのではないでしょうか?

ネット社会で物理的な距離とは関係なく個人から個人への情報伝達が可能になった反面、居住地域におけるコミュニケーションがますます複雑化し、閉塞感すら感じる状況です。そこで、小さなエリアで格差もそれほど大きくなく、多様な世代が互いに寄り添って暮らしていた時代に何かヒントはないでしょうか?

四国の山里には過疎地であるが故に残された生活文化や自給自足的ものの見方・考え方があります。都会で暮らす若者は新鮮な感覚で受け取っていただけると思います。また、いまは都会に暮らしていても、子どもの頃に育ったふるさとに対するアイデンティティを感じていただける方々もおられると思います。

那賀町木頭支所役場に保存してあった「木馬引き」の8mm映像も(株)えんがわ(隅田氏)がデジタル化してくださり、期間中上映する予定です。 11/10午後から高ノ瀬保勝会のもちプレゼント(限定)、 11/11は山村留学説明会の参加者に木頭ゆず(100パック)プレゼント など、地域の団体、農家の協力もあり、開催しております。

それぞれが抱くふるさとの昔と今を知ることのできる場へ ぜひお越し下さい。

詳細>>>>http://yamanonpo.blogspot.jp/2014/10/2014.html

2014年11月 4日 (火)

388.環境女子会☆ 河川法編 資料など

先日の環境女子会☆ウェブサイトに河川法編の簡単な報告と資料が載りました。

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撤去、緑のインフラが始まっている!  
欧米、そして日本の川を語ろう~河川法 

第四回は河川法がテーマでした。米国ではダム撤去が始まり、欧州ではグレーインフラに代わる「緑のインフラ」政策に転換、日本はどうなのか、駆け足で盛りだくさんだったために、今回は「ワイワイ」とお話する時間が足りなくなり、残念という声も聞かれました。「環境政策」をもっともっと多くの人々と共に身近に感じたい。今後もそんなきっかけ作りや人のつながり作りができればと願います。

資料 

1.パタゴニアが進める「ダムネーション」とは?
篠健司(パタゴニア日本支社 環境プログラム・ディレクター)
我が国をダムから解放する:アメリカの水生態系を修復するためのマット・シュテッカーの取り組み リンク→(前編)  (後編)

2.EUにおける緑のインフラ (PDF)
  保屋野初子(『緑のダムの科学  減災・森林・水循環』共著者)

3.治水・利水・環境、河川法の今 (PDF)
  まさのあつこ(ジャーナリスト)

環境女子会では議員会館での勉強会後に、同じテーマの「おさらい会」を開催しています。今回はおさらい会の代わりに上記1で15 分だけ見ていただいたドキュメンタリー映画「ダムネーション」(11月22日渋谷UPLINKで公開)全編の鑑賞に替えます。なお、チケット特別鑑賞券:一般通常料金1,800円のところ、1,500円でお買い求めいただけます。詳しくは下記ご覧ください。http://damnationfilm.net/ticket/

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2014年10月22日 (水)

387.環境女子会☆河川法編は10月29日(水)

ぜひ来て下さい!転載、拡散、大歓迎です!チラシはこちらから

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環境女子☆のための環境法勉強会 第4回 河川法        

 ダム撤去、緑のインフラが始まっている!
     欧米、そして日本の川を語ろう~河川法
   
☆☆☆~~☆☆☆~~☆☆☆~~☆☆☆~~☆☆☆~~☆☆☆

日時    2014年10月29日(水)13時~15時
場所    参議院議員会館 1階特別会議室
      最寄駅:永田町/国会議事堂前
      12:45から1階ロビーで入館証をお渡しします。

米国では
今日までに約7万5千基のダム(1メートル以上)が建設されましたが、
1995年に開墾局長官が「ダムの時代は終わった」と語ったのを境に、
2011年からは大規模ダムの撤去が本格的に始まりました。経済、文化、
景観、生態系の観点から、役割を終えたダムから川を開放しています。

 
欧州では
2013年、従来のインフラに代わる「緑のインフラ」政策への転換方針が
EU議会に示されました。ダムや護岸など単一の目的をもったインフラ
ではなく、地形、植生、土壌、水域が持つ自然の力で、環境、経済、
社会の多様な利益の達成を目指す政策です。

 
日本では
荒瀬ダム(熊本県)の撤去が始まりましたが、100基を超える
ダム建設が続行または計画中
です。

第4回の環境女子会☆では、米国のダム撤去最新事情、EUの緑のインフラを学び、1997年に大改正された以後の日本の「河川法」から川を考えていきます。
ふるってご参加ください。

★プログラム
 環境女子会のめざすもの-西島和(弁護士)

 パタゴニアが進める「ダムネーション」とは? 
        -篠健司(パタゴニア日本支社 環境プログラム・ディレクター)

 EUにおける緑のインフラ
     -保屋野初子(『緑のダムの科学  減災・森林・水循環』共著者)

 治水・利水・環境、河川法の今-まさのあつこ(ジャーナリスト)
 
 

 質疑・意見交換 川を壊さず河川法の目的を達成する処方箋は?   
   
主催 環境女子会☆
(お問い合わせ TEL 070-6642-9014 西島)

環境女子会では議員会館での学習会後に、同じテーマの「おさらい会」を外部で
開催しますが、今回はおさらい会の代わりにドキュメンタリー映画「ダムネーシ
ョン」(11月22日渋谷UPLINKで公開)鑑賞に代えます。
     詳しくはこちらから http://damnationfilm.net/ 

☆☆☆~~☆☆☆~~☆☆☆~~☆☆☆~~☆☆☆~~☆☆☆
<環境女子会☆>とは http://kankyojoshi.jimdo.com/
本連続講座の実行委員会。偶然集まった「あたらしい環境法」に興味をもつ女子
が、立場やしがらみにとらわれにくい女子ならではの講座をコーディネイトした
り、飲み会を開いたり、これからの日本にふさわしい「あたらしい環境法」をつ
くるためのネットワークをつくっちゃおうと立ちあげた会です
☆☆☆~~☆☆☆~~☆☆☆~~☆☆☆~~☆☆☆~~☆☆☆

2014年10月19日 (日)

386.ラジオから聞こえてきた"I won't give up"

何がどう作用するか分からないもので、
ギックリ腰予防のためにホットヨガをお試しで始めたら
以前は運転しながらラジオを聞くのは苦手だったのが
聞けるようになった。

交通公共機関のない地域での取材のために取った運転免許で
自宅の近所ではあまり運転しない。しかし、
親の世話に必需となり、近所で運転する機会ができた。

行政に負け続ける住民運動の取材の日々、
ラジオから聞こえてきた歌は、
まるであつらえた服のように気持ちにピッタリきた。

ネットで探すとあった。
自分を鼓舞する歌として和訳をつけてみると、
これ以上にない社会派ソングとして、私の耳には響いてきた。

"I Won't Give Up" 
https://www.youtube.com/watch?v=O1-4u9W-bns
Jason Mraz - Official Music Video

When I look into your eyes
みんなの目を見つめると

It's like watching the night sky
Or a beautiful sunrise
それは夜の空や美しい日の出を見ているみたいで

Well, there's so much they hold
たくさんのものが詰まっている

And just like them old stars
古い星のように

I see that you've come so far
To be right where you are
遥かかなたから
あたなは今そこまで来た

How old is your soul?
あなたの魂は何歳なのか

Well, I won't give up on us
私たちのことを諦めたりしないよ

Even if the skies get rough
空が荒れても
I'm giving you all my love
みんなにすべての愛を捧げるよ

I'm still looking up
顔をあげて前を見ている

And when you're needing your space
To do some navigating
進む方向を探すために
自分なりの空間が必要なときも

I'll be here patiently waiting
To see what you find
あなたが何かを見つけるまで、忍耐強く待つよ

'Cause even the stars they burn
Some even fall to the earth
星が燃え尽きるときだって
いくつかは大地まで辿り着くから

We've got a lot to learn
God knows we're worth it
No, I won't give up
私たちにまだ学ぶことはたくさんある
学ぶ価値が絶対にある
だから諦めないよ

I don't wanna be someone who walks away so easily
I'm here to stay and make the difference that I can make
簡単に立ち去ったりする、そんな人間にはなりたくない
ここにとどまって、起こせる変化を起こすよ

Our differences they do a lot to teach us how to use
The tools and gifts we got, yeah, we got a lot at stake
私たちが起こす変化がたくさんのことを教えてくれる
物や人の使い方、自分たちが持つ能、失うかもしれないものの大きさを

And in the end, you're still my friend at least we did intend
For us to work we didn't break, we didn't burn
全てが終わっても、友だちであることは変わない、最低でもやってみた
僕たちが壊したり燃やしたりしないすることがないように

We had to learn how to bend without the world caving in
I had to learn what I've got, and what I'm not, and who I am
世界を歪めることなく妥協することを学ばなければならなかった
自分が何を持っているか、自分は何ではないか、そして自分は誰か

I won't give up on us
私たちのことを諦めたりしないよ

Even if the skies get rough
空が荒れても
I'm giving you all my love
みんなにすべての愛を捧げるよ
I'm still looking up, still looking up.
顔をあげて前を見ている、見続けている

Well, I won't give up on us (no I'm not giving up)
そうさ!諦めたりしない
God knows I'm tough enough (I am tough, I am loved)
絶対に負けない

We've got a lot to learn (we're alive, we are loved)
God knows we're worth it (and we're worth it)
私たちにまだ学ぶことがたくさんある
学ぶ価値が絶対にある

I won't give up on us
だから諦めないよ

Even if the skies get rough
I'm giving you all my love
I'm still looking up
空が荒れても
みんなにすべての愛を捧げるよ
顔をあげて前を見ているよ

2014年10月 9日 (木)

385.広島土砂災害 現地からの記録

2014年8月20日に発生した広島土砂災害について、広島市安佐南区緑井に住まわれている方(杉島洋さん)のレポートが知人を通して送られてきた。自宅に駐車していた新車が水に浸かって廃車となるなどご本人も被害を受けた。地域においてどのようにこの被害を切り抜けていったか、被害はどのようにして起きたのかを模索して、克明に記録されている。是非、もっと多くの方に読んでもらいたいと思い、全編を送っていただいた。

1.プロローグ
夜半の豪雨、家の周辺、流されてしまった両親の墓苑、その上流の谷の様子、森の様子(8月20日)こちらからPDFをダウンロード(←google driveです)

2.治山ダムを見る
緑井7丁目の上流、緑井浄水場横から始まる権現山登山口から上流へと向かって目撃した治山ダムなど(9月8日)こちらからPDFをダウンロード(←google driveです)

3.土石流の始まりを追って
9月8日に登り詰めた先からさらに上流へ向かい、土石流の始まりを見極めるところまで(9月14日) こちらからPDFをダウンロード(←google driveです)

4.八木三丁目の土石流を見る
最大の被害となった八木三丁目の土石流を追って阿武山の麓から、谷という谷に分け入り登って、土石流の始まりを尾根筋まで追い詰めていった(9月20日)こちらからPDFをダウンロード(←google driveです)

5.建設中の砂防ダムを見る
被災地緑井・八木地区で唯一砂防ダムが建設中だったと言われる地区の被害(9月21日)こちらからPDFをダウンロード(←google driveです)

6.古い治山堰堤を見る
10人の被害者が出た八木四丁目に堰堤があることに気づき、上流へと遡って、堰堤の被災状況を記録した。(9月27日)こちらからPDFをダウンロード(←google driveです)

地元住民によるこの克明なレポートは、まち作りや防災計画に住民が主体的に取り組むことや、今後の砂防ダム(国交省所管)・治山ダム(林野庁所管)行政に役立つと思う。掲載を許可してくださった杉島さんに感謝します。

(+google driveを教えてくれた方々に感謝します!)

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